洋画のコメディ作品には欠かせない存在となっている、俳優ジム・キャリー。
元々は喜劇役者で、舞台出身の彼だからこそ引き出される魅力は、一度見たら忘れられないですよね。
そんなジム・キャリーのプロフィールとおススメ作品をご紹介致します。
コメディだからと侮るなかれ!楽しい時も、悲しい時も、彼の映画には不思議なパワーが溢れています。
目次
ジム・キャリーのプロフィール
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本名:ジェームス・ユージーン・キャリー(James Eugene Carrey)
生年月日:1962年1月17日
出生地:カナダ オンタリオ州 ニューマーケット
カトリック教徒の家庭で育ち、兄と2人の姉を持ち、彼自身は末っ子として生まれました。
小さい頃からコメディアンに憧れており、高校を中退して、15歳で地元のコメディ・クラブの舞台に立つようになります。
あの嫌みのないまっすぐな演技は、彼の気持ちが反映されているようですね。
19歳でアメリカに渡り、スタンダップ・コメディの舞台を経験したのち、映画デビューを果たします。
体全体で行う彼の特徴的な演技が好評を呼び、初主演映画が大ヒットするなど順調な俳優人生をスタートしていきます。
日本人声優は、我らが山寺宏一さんが、ほぼ選任で担当されているようですね。
これだけ活躍している彼ですが、アカデミー賞には縁がなく、同年開催のゴールデングローブ賞で主演男優賞を受賞しながらも、アカデミー賞はノミネートすら無かったらしいです。笑
ちなみに、ジム・キャリーは実はバツ2。
その後、事実婚状態の時期もありましたが、恋愛面においては結構自由みたいです。
また、子供向けの絵本を作成したり、政治に対して風刺画を描くなど、役者の世界以外にも影響が強いようです。
ジム・キャリーのおすすめ・代表作
エース・ベンチュラ
ペット探偵を営む一人の男エースベンチュラのドタバタコメディ作品。
スポーツ界の一大イベントスーパーボウルを目前に、チームのマスコットキャラクターであるイルカが何者かに盗まれてしまう。
マスコミに追われ、てんてこ舞いになった会社は、藁をもすがる思いでペット探偵であるエースにイルカ捜索を依頼することになった。
しかし、このエースという男、少し風変りな雰囲気を持ち、捜査を続けている途中で様々な反響を呼び続け・・・・。
記念すべき、ジム・キャリー初主演映画です。
監督のトム・シャドヤック含めスタッフ一丸となってがむしゃらに取り組んだそうです。
ジム・キャリーを知るには、このエース・ベンチュラを見ないと始まらないといっても過言ではないと思います。
この作品でのジム・キャリーの独特な笑い声はネットでも話題になりましたね。
続編に『エース・ベンチュラ2/ジム・キャリーのエースにおまかせ!』が作られました。
エース・ベンチュラ2/ジム・キャリーのエースにおまかせ! [Blu-ray]
マスク
銀行員でさえない男、スタンリー・イプキスは、ある日不思議な緑色のマスクを手に入れる。
恐る恐る顔に近づけた瞬間、マスクが顔に吸い付き、普段の彼とは別人格のような人間に変身してしまう。
街で暴れ、マンションで暴れ、意中の女性にも積極的にアピールするスタンリー。
しかし、マスクをしている間の記憶はほとんどなく、普段の自分とのギャップや騒ぎに巻き込まれていくことになる。
ジム・キャリーの代表作品といってもいいでしょう。
作中では歌うシーンあり、おバカシーンあり、とにかく物凄いスピードでジム・キャリーの世界が広がっていきます。
今作のヒロインは、キャメロン・ディアス。
実は、今作が映画デビューとなります。
おてんばなイメージが強いキャメロンですが、ここではセクシーないい女を演じていて一味違う雰囲気!
スタンリーの相棒として登場する、テリア犬のマイロの可愛さにも注目です。
トゥルーマン・ショー
いかにも!なアメリカ人であるトゥルーマン。
なんだか違和感を覚えるその生活スタイルには、実は原因があった。
実は、彼の生活はテレビ番組「トゥルーマン・ショー」として放映されていたのであった。
周りの環境や、友人関係全てが作られたものであると知った彼は、現実世界へ何とか脱出すようと試みる。
しかし、そう簡単にはいかず・・・。
ざっくりいうと、ハリウッド版「世にも奇妙な物語」です。笑
自分が信じていた世界が、実は作り物だった・・・何を信じていいのか分からなくなるあの感覚は、人間生活特有の感触ではないでしょうか。
彼のコミカルな演技の中で見え隠れする、人間の裏表ある嫌みが、彼の演技をより魅力的にしています。
ライアー・ライアー
一流弁護士のフレッチャーは、とにかく嘘がうまく口先だけで裁判に勝利してしまう男であった。
とにかくいい加減な彼は、別れた妻との約束もすっぽかし、息子の面会日すら忘れてしまう始末。
しかし、息子マックスが誕生日会で「パパが嘘をつきませんように」と願ってしまった事をきっかけに、彼は嘘をつけなくなる。
大事な裁判を控えた彼にとって、これは重要な問題であった・・・。
コメディ要素からシリアル要素までの切り替えがものすごく早いので、とにかくジム・キャリーの演技をたっぷり楽しみたい方にお勧めです。
顔の表情の演技が印象的なので、もしかしたら鑑賞には体力を使うかも?!
時代背景も特徴的なので、どちらかといえば、フィクション要素強めで見ると楽しめると思います。
ブルース・オール・マイティ
TVレポーターのブルースは、最近とにかくツイていなかった。
運の悪い出来事が次々と襲い、ついにはライバルにTVキャスターの座まで奪われてしまう。
あまりにも落ち込んだブルースは「神様は不公平だ!」と文句をたれるが、そこへ本物の神様が目の前に現れる。
「そんなに文句があるなら自分でやれ」と言い残し、一週間神様の力を与えられたブルース。
全てが思いのままに操られることに感激する毎日だが、人の感情だけは操れない現実に気が付き…。
笑って泣けるラブコメディー作品です。
ジム・キャリーの演技が光る中、人を想うことについて深く考えさせられる映画となっています。
監督は、エース・ベンチュラでタッグを組んだトム・シャドヤックなので、全体的にテンポのいい作品です。
思わず泣ける最後は必見です。
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イエスマン YESは人生のパスワード
何事にも否定的なカールは、ある日久しぶりに会った友人から「すべてのことにYESと答えろ!」とアドバイスをもらう。
誘われるがままに、怪しげな集会に参加したカールは、YESは人生のパスワードであり全てが上手くいくようになると伝えられる。
実際にYES生活を始めたカール。
飛行機の操縦、韓国語レッスン、ギター講習・・・・。様々な誘いにYESと答え、生活の中でその経験が役に立ち、どんどん楽しい人生へ変化していくのだった。
しかし、思わぬことがきっかけで、YESと答えた弊害を受けることとなり・・・。
冴えない男が派手になっていく様子を演じさせたら右に出る者はいないジム・キャリー。
この作品は、わかりやすくそれが描かれています。
恋愛要素もしっかりあり、YESと答えることが自分に対してどう責任を与えるかという、重要性を気付かせてくれる作品です。
脇を固める役者の演技も良い!!
バランスの整ったジム・キャリーの作品でしょう。
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Disney`s クリスマスキャロル
街一番の嫌われ者スクルージ。
金が全てのこの男の前に、クリスマスイブの夜かつてのビジネスパートナーの亡霊が現れる。
時間の旅へ連れだす亡霊に取りつかれると言い残し、不思議な体験を得ていくのであった。
Disneyが制作した長編アニメーション作品。
ジム・キャリーは、何と7役の声をあて主演声優として出演しています。
俳優の演技をデジタル的に取り込むパフォーマンス・キャプチャーを使用しているため、彼のリアルな演技を楽しむ事ができます。
この作品、現実のクリスマスの時期に見ると、人によっては心に堪えるので、関係ない時期に見ることをおススメします。笑
最後のまとめ方が、いかにもDisneyらしい!心が洗われる素敵な作品です。
マン・オン・ザ・ムーン
実在したコメディアン、アンディ・カウフマンの生涯を描いた作品。
30代で他界した彼の生き様は、生活そのものをコメディに仕立てる異常なプロ意識からきていた。
売れないコメディアンだったカウフマンに、ある日チャンスが訪れ、どんどん人気者になっていく。
しかし、それに比例するかのように、彼の生活は自虐的になっていくのであった。
売れないコメディアンという、かつてのジム・キャリーと似ている境遇の人物を主人公にした作品。
悲しみや寂しさの中に笑いを生む、カウフマンのコメディスタイルは、見ていて心がキュッとなる瞬間があります。
現実の生活が分からなくなる彼の生き様は、プロとして真っすぐに生きた証拠なのかもしれません。
がむしゃらに生きるという、現代に忘れ去られている人間性が感じられる作品です。
ソニック・ザ・ムービー
世界的な人気を誇るSEGAの人気ゲーム「ソニック」シリーズの実写化。
故郷を離れ、遠い地球にやってきたソニックは、偶然出会った保安官トムとバディを組む。
そこへ、マッドサイエンティストであるドクター・ロボトニックが、ある陰謀を企んでいることを知る。
宇宙最速の足を持つソニックは、ロボトニックを阻止すべく立ち上がる!
出演は、ソニック・・・ではなく、ドクター・ロボトニック役。
こちらは実写での出演になります。
ソニックを知っている方ならご存じかと思いますが、原作の彼の名はまた違います。
しかし、風貌や話し方などは原作を忠実に再現していました。口ひげもありますしね。笑
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>>ソニックザムービーのキャスト・日本語吹き替え声優まとめ!
サタデーナイト・ライブ
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アメリカのNBCで放送されたコメディバラエティー番組。
アメリカの最長寿番組であり、コメディ俳優の登竜門のような番組である。
基本的には、一連のコントのようなものが続く。特に時事問題や社会風刺の傾向が強く、アメリカ人に深い人気がある番組となっている。
映画ではなく、あえてTV番組を紹介したのは、ジム・キャリーの原点のようなものがこの番組から感じる事が出来るからなんです。
ジム・キャリーは、1996・2003・2011・2013年にそれぞれ出演しているので、全部を見る必要はなく、是非ポイントを絞ってみてほしいです。
また、コメディ俳優の登竜門といわれているだけあり、ビル・マーレー、エディ・マーフィーなど名だたるコメディ俳優も出演しています。
ジム・キャリーが好きな方なら、是非見てほしい映画に出演している場合も多いので、時間があるときに鑑賞してみてください。
まとめ
俳優ジム・キャリーは、とにかくギャップを演じる事が上手い方です。
メリハリのある演技は、見ている方を飽きさせることなく、魅了してくれることでしょう。
巷では、うつ病と噂された時期もあり、やはりコメディという特別なジャンルを演じる苦悩もたくさんあったのだと思います。
だからこそ、彼の魂の演技には、面白さだけでなく人生の深さや繊細さを感じる事が出来るのでしょう。
皆さんも、人生に迷ったとき、何かヒントが欲しい時、彼の映画を鑑賞してみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。