『バック・トゥ・ザ・フューチャー』では、主人公マーティのお父さんジョージ・マクフライは地味ながらも忘れられない存在感がありますよね。
演じているクリスピン・グローヴァーについて紹介します。
プロフィールや出演作、伝説となった事件について紹介します。
目次
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のお父さんジョージ・マクフライとは?
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「情けないパパ」時代の笑い方は強烈。
忘れられません。
マーティがタイムスリップして過去に行く前はとにかく情けないダメ男。
高校時代の同級生ビフの下で働き彼のいいなりです。
ビフがジョージの車を事故でダメにしてしまいますが、「俺に欠陥車を貸したな」といいがかりをつけられても言い返せず修理代も自分持ち。
からかわれたりバカにされたりしてもいつもヘラヘラしているので家庭でも威厳はなく家族にも呆れられています(-_-;)
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マーティが30年前に行き、自分と同じ年のパパはどういう人だろうと思うと…今と同じ!
やはりビフとその仲間にからかわれているいじめられっ子気質なのです。
違うのはSFが大好きで作家志望だったこと。
今でいうオタクです。
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でも、勇気を振り絞ってロレインを助けるシーンは本当にカッコイイ!
パーティで彼女にキスする時には完全にいい男になってましたね~。
というか、普通に顔立ちはきれいなんですよね。
(時々ココリコの田中さんに見えちゃいますが…なんとなく似てません?)
マーティが現代に戻ってからは「渋い作家のパパ」になっていたし、一作の中で幅広い演技を見せています。
個人的には『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの中で一番演技力があるんじゃないかな、と。
演じているクリスピン・グローヴァーはなかなか面白い人なので紹介しますね!
演じているのはクリスピン・グローヴァー
本名:Crispin Hellion Glover
生年月日:1964年4月20日
出生地:アメリカ ニューヨーク州
職業:俳優、作家、映画監督
ニューヨークで生まれ、5歳の時にロサンゼルスに移りました。
父親は俳優のブルース・グローヴァーで、影響を受けて子供の頃から俳優を志願していたそうです。
13歳から芸能活動を始め、シットコムなどへも出演していたそう。
私は『ファミリータイズ』が大好きだったのですが、出演していたなんて知りませんでした!
現在は「個性派」「怪演俳優」として知られています。
クリスピン・グローヴァーの出演作
ティーン・ヒーローJ.J.
テレビ映画です。
ここでもマイケル・J・フォックスと共演しています。
あまり情報がないのですが、タイトル通りの学園モノ。
お金持ちで人気のグループとごく普通の子たちの諍いを描いているようです。
残念ながら現在DVDなどは発売されていないようです。
ギルバート・グレイプ
見たのにどこに出ていたのか覚えていない…と思ったら葬儀屋の役だったそう。
それを聞いても思い出せませんが^^;
懸命に家族を支える主人公や自由人の恋人との爽やかな恋愛に反するように、クリスピン・グローヴァーはとっても個性的な葬儀屋を演じているようです。
もう一度見なくては。
『チャーリーズ・エンジェル』シリーズ
『チャーリーズ・エンジェル』シリーズではヤセ男を演じて強烈な個性を発揮しています。
エンジェルたちの敵で謎の殺し屋が「やせ男」です。
一言もセリフはなくて奇声を発します。
しかも、髪フェチ。
女性(に限るのかな?きっとそう)の髪の匂いを嗅いでうっとりする変態じみた行動をとります。
とにかく不気味でタバコの吸い方も独特。
しかも殺し屋。
一言で言えばイカれた男です。
続編の『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』ではヤセ男の過去が少し明らかになります。
幼少期の様子が描かれ、孤児院で育ったことがわかります。
子供の頃から同様の個性だったようです。
子役は可愛いんですけどね^^;
お世話になった孤児院にプレゼントを送るという、意外と律儀な一面もあります。
しかも、「フルスロットル」ではディランとの絡みもあり、一瞬ですがラブラブなシーンも。
髪フェチなのも顕在で、そんなヤセ男に合わせてあげるディラン優しい^^;
とにかく強烈な個性ヤセ男ですが、実は登場しているシーンはそんなに長い時間ではないんですよね。
それなのに見る人にすごいインパクトを残していきます。
アリス・イン・ワンダーランド
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ティム・バートンの『アリス・イン・ワンダーランド』にハートのジャック役で出演しています。
実はクリスピン・グローヴァーは、『鉄板英雄伝説』というパロディ映画で、『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカのパロディを演じています。
『アリス・イン・ワンダーランド』では本家(?)ウィリー・ウォンカのジョニー・デップと共演しています。
ジョニー・デップとは前述の『ギルバート・グレイプ』で共演しているので、初共演というわけではありませんが、『チャーリーとチョコレート工場』と同じティム・バートン監督作品で共演、というのは面白いですね。
アメリカン・ゴッズ
最近ではまたテレビドラマに出演しています。
人間が様々な神話の神々と戦うストーリーのようです。
日本にも来ている!
近年は自主制作でアート映画を制作し、「ビッグ・スライドショウ」という「小説を朗読しながらスライド映写や映画上映、その後に質疑応答、サイン会」の流れの巡業を行っています。
作品はソフト化はされないそうです。
2008年のカナザワ映画祭で同方式にて作品上映をしました。
また、『チャーリーズ・エンジェル』のプロモーションではルーシー・リューやドリュー・バリモアらと共に来日したことがあります。
素顔も個性的
クリスピン・キック事件
個性的な役柄を演じることの多いクリスピン・グローヴァーですが、素顔も個性的、というかかなりの変人のようです^^;
古い話ですが、1987年にテレビの人気番組『デヴィッド・レターマン・ショー』へゲスト出演しました。
挙動不審な動きに、長髪のウィッグ、メガネ、ピタピタパンツというこれまた個性的な格好で出演。
トークが噛み合わず、どういう話の流れだったのかはわかりませんが、なぜか力自慢になり、ヒートアップしたクリスピンはレターマンの顔に向かってキック!
当たりはしなかったのですが、CM中につまみ出されてしまったようです。
ですが、その後このキャラクターが受けて再出演となりました。
まぁ、こんな面白い人放っておきませんよね。危ないけど^^;
スピルバーグを訴える
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で大注目されたクリスピン・グローヴァーですが、なぜか続編への出演を断っています。
しかし、続編でもジョージは登場するため、制作側は一作目の映像と宣伝写真を使ったそうです。
本編に登場するシーンでは別の俳優が演じたようですが、この一作目の映像や写真を無断で使用したことが問題となり、クリスピン・グローヴァーは訴訟を起こし、示談で解決しました。
すごいのは、このことが前例となり、俳優のイメージとしての使用についてのガイドラインができたそうです。
クリスピン・グローヴァーの訴えが役に立ちましたね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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