映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』を見ました!
感動作でしたが、時代背景が気になりました。
度々電話で話すシーンが出てくるのですが、いつも固定電話なんですよね。
一体どのくらい前の話なのでしょうか。
主人公鹿野靖明についてと原作にも触れています。
『こんな夜更けにバナナかよ』の時代背景は?
映画での電話シーン
今(2020年現在)だったら電話を掛けるのも受けるのも携帯電話のことが多いですよね。
というかプライベートだともっぱらラインやメールを使うことが多く電話自体使うことが少なくなりました。
『こんな夜更けにバナナかよ』では、度々電話で話すシーンが出てきます。
鹿野のボランティアの件で自宅の固定電話で連絡することもあれば、医大生の田中が学校から美咲のバイト先に電話したり。
今だったら仕事の用事でもないのに職場に電話をかけるなんてよほどの緊急事態でない限りあまりないと思いますが、昔はありましたね。
私も子供の頃に仕事中の親に電話をかけたことがあります^^;
でも、それも遠い昔の話です。
一体いつのことなのか、主人公鹿野靖明の生きた時代を追ってみました。
主人公鹿野靖明について
鹿野靖明は1959年に北海道、札幌に生まれました。
筋ジストロフィーを発症して入院生活を送ることもありましたが、養護学校の高等部を卒業し身体障害者職業訓練校経理事務科入学。
簿記、珠算、タイプなどを学びます。
リハビリセンターの訓練生時代には4人部屋で寮生活をしていたそうです。
1982年にはアパートで自立生活を始め、いくつかの場所を転居しながら暮らします。
『こんな夜更けにバナナかよ』でも言っていたように1987年には結婚しますが1992年に離婚しています。
人工呼吸器をつけたのが1995年のことです。
そして、2002年に亡くなっています。
当時携帯電話はなかった?
映画ではすでに離婚した後だったので少なくとも1992年より後のことが描かれていたのですね。
その時代携帯電話はなかったのか。
携帯電話自体はあったけれど、今のように大人であればほぼ全員持っているというような時代ではありませんでした。
まだ持っている人は少なかったと思います。
PHSを使い始める人がたり、まだポケベルがあった頃です。
(お若い方、ポケベルわかりますか?笑)
人工呼吸器がつけられた1995年にはもうちょっと普及していました。
ガラケーでもまだ2つ折りはなかったかもしれません。
鹿野靖明が亡くなる2002年には大人が一人一台持っていましたね。
以上、携帯電話に着目して『こんな夜更けにバナナかよ』の時代背景を考察してみました!
『こんな夜更けにバナナかよ』の原作
『こんな夜更けにバナナかよ』の映画と原作を比べてみても面白いかもしれません。
原作は渡辺一史のノンフィクション『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』です。
映画では鹿野靖明を中心に、美咲と田中というカップルをメインの人物として描かれていました。
原作ではもっと多くのボランティアと鹿野靖明との様子が描かれています。
障害者とその介助というだけでなく、人間が生きるということそのものについて深く考えさせられますね。
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こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち
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まとめ
・映画『こんな夜更けにバナナかよ』は90年代、まだ携帯電話が今ほど普及していなかった時代の物語。
・原作は渡辺一史のノンフィクション『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!