グリーンブックのあらすじとネタバレをラスト結末まで!感想と見どころも

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映画『グリーンブック』を見ました!
実際に見てみた感想と見どころをネタバレありで紹介します。
まだ映画を見ていない方はご注意下さいね。

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『グリーンブック』の作品情報

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【原題】Green Book
【劇場公開日】2019年3月1日
【製作年】2018年
【製作国】アメリカ
【配給】ギャガ
【監督】ピーター・ファレリー
【キャスト】ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリニ、ディミテル・D・マリノフ、他

あらすじ

1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働くトニー・リップは、粗野で無教養だが口が達者で、何かと周囲から頼りにされていた。
クラブが改装のため閉鎖になり、しばらくの間、無職になってしまったトニーは、南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリーに運転手として雇われる。
黒人差別が色濃い南部へ、あえてツアーにでかけようとするドクター・シャーリーと、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、その旅に同行することになったトニー。
出自も性格も全く異なる2人は、当初は衝突を繰り返すものの、次第に友情を築いていく。
引用元:映画.com

『グリーンブック』のネタバレ

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ここからはネタバレになりますので、ご注意下さいね。

腕っぷしの強さと「リップ」とあだ名される通り口八丁で生きてきたトニーは、荒っぽいものの頭の回転が早く映画が始まってすぐに権力者もだまし小銭を稼いでみせます。
そんな抜け目ないトニーですが、用心棒を務めるクラブが改装のため無職になってしまいます。

トニーは、家の配管工事をしてくれた黒人の業者が使ったコップを指でつまんで捨ててしまうような人種差別をしています。
ですが、黒人ピアニストのドクター・シャーリーの運転手兼世話係の職を紹介され、家族を養うために引き受けます。

シャーリーはカーネギーホールの上階に住み、玉座に座る王様のような人物でした。
穏やかで知的なシャーリーと、粗野で無教養なトニー。
対照的な二人が、シャーリーの南部へのツアーで8ヶ月間一緒に旅することになりました。

トニーは運転中もひたすら食べて話してシャーリーにうるさがれますが、やがてそんなトニーの様子にシャーリーも打ち解けていきます。
黒人用のガイドブック「グリーン・ブック」を片手にツアーを回ります。

運転手以外の仕事はしない、と言っていたトニーですが、シャーリーのピアノが希望の通りに用意されていなかったり差別的な対応をされると持ち前の腕っぷしで希望を叶えたりとトラブルを乗り越えます。
シャーリーの演奏の素晴らしさに感動し、知性と品の良さを備えた人柄にも敬意を払うようになり、二人は友情を深めます。

アメリカ南部での人種差別はひどく、寛容さをアピールする上流階級の人々でさえ黒人のシャーリーには自分たちのトイレを使わせなかったりレストランも「専用」のところに行くよう譲らなかったりとトラブルが続きます。
はじめは丸く収めようとするトニー。

シャーリーは決して自分を曲げることはせず、でも「黒人」に対するもてなしには大人の対応をします。
そんな彼を認め、ひどい差別には手をあげて警察の厄介にもなります。

喧嘩もしながらトラブルを乗り越えて行く中トニーは黒人に対する差別を改め、シャーリーはそんなトニーの人間的な魅力に態度を軟化させていきます。

最後の演奏となるはずだった会場に入る直前、トニーはバンド仲間からシャーリーが南部へのツアーに出た理由を聞きます。
シャーリーは北部ではチヤホヤされ、収入も南部での3倍は得られるのです。

それでも南部に来たのは、演奏だけでなく「勇気」を見せるためでした。
以前、南部で歌を披露したナット・キング・コールは暴行されました。
ただ演奏が天才的なだけでは何も変えられない、行動しなければ、というシャーリーの信念ゆえの南部ツアーだったのです。

その話を聞いた直後、シャーリーが例によってレストランに入れてもらえないという事態に陥ります。
シャーリーはその建物の会場で演奏するというのに、です。

怒り心頭のトニーとシャーリー。
シャーリーは譲らず、レストランの支配人はトニーを買収してシャーリーをレストランには通さず演奏はさせようとします。

トニーはこれまで自分でもお金で人を買収してトラブルを切り抜けてきました。
そもそも、この仕事だってお金のためだったのです。

でも、この時にはトニーは変わっていました。
シャーリーのプライドを尊重し、二人は差別主義のレストランに背を向けて近くのバーに行きお互いを称えました。

黒人ばかりのバーで、シャーリーは飛び込みで演奏しこれまでになく楽しそうな笑顔を見せました。
その後二人は悪天候の中トニーの家族が待つ家まで帰り、無事に家族でクリスマスを迎えます。

一度は孤独な「御殿」に帰宅したシャーリーですが、親族でにぎわうトニーの家に行き皆でクリスマスを過ごしました。

『グリーンブック』の見どころ

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トニー演じるヴィゴ・モーテンセンが本当にいい!
「でも知らない俳優さんだなぁ」と思って検索したら本作とは全然違う風貌の画像が出てきてびっくり!
それもそのはず、トニー役のために14kgも増量したのだとか。

『ロード・オブ・ザ・リング』『刑事ジョン・ブック 目撃者』も見てました^^;
当時と違いすぎ!

映画に惹きつけられる要素として、トニーの豪快な人柄が多いに貢献していると思います。

好きなシーンであり、映画の見どころとなっているシーンをいくつか紹介します。

知らないの!?

キービジュアルにもなっている車に乗る二人ですが、その車の中でトニーは自分の好きな音楽を聞きシャーリーは「これは誰の音楽?」と聞きます。

トニーは「黒人なのにアレサ・フランクリン知らないの?」
など偏見を隠そうともせず「あんた知らないのか」を連発します。

「黒人なのに」はダメですが、あまりにストレートに言うのでイヤミが全くなくてつい笑ってしまう。

シャーリーはいわゆるお坊ちゃんで、クラシックに親しんできたので庶民的なものはよく知らない。
イタリア系のトニーがシャーリーに黒人の音楽を教える、なんだか和んでしまうシーンです。

フライドチキン

多くの人が魅了されたであろうシーン。

トニーは大食い競争でも勝利する大食漢で、シャーリーが呆れるくらいとにかくよく食べます。
劇中食べているかタバコを吸っているかのどちらか、と言っても過言ではないくらいとにかく口が動いています。

前述の音楽の話につながりますが「黒人なのにフライドチキン食べないの?」と言ってケンタッキーフライドチキンを頬張りながらシャーリーにも食べさせようとします。
「バケツで買ったからあんたも食え」と半ば強引に食べさせてしまいます。

運転しながらどんどん平らげるトニーと対照的に「フォークはないのか」と衛生面を気にしながら食べるシャーリー。
食べたら気に入って積極的になるシャーリーですが、今度は骨をどうすればよいのか聞きます。

そんなの窓から投げればいい、と言われて放り投げ愉快になるシャーリーですが、調子に乗ってジュースの紙コップまで投げてしまうトニーに唖然。
ポイ捨てを許さないシャーリーは車をバックさせて「拾いなさい」と言い渋々従うトニー。

二人の対比がおかしいです(*^^*)

後にシャーリーは上流階級の人々に大量のフライドチキンでもてなされますが、彼らの気遣いを受け入れて対応する、というシーンにつながります。

フライドチキン、この映画では深い意味を持っていますね。
私も好きですが、彼らのソウルフードだったとは知らずに食べていました。

道中食べ通しのトニーですが、ホテルに着いてもまだ食べます。
ホールのピザを切らずに折って食べようとするところはトニーの食欲や豪快さを表すようで楽しいシーンでした。

美しい石

旅の途中に立ち寄った場所でパワストーンが売られていました。
きれいな石に惹かれて近寄ったトニーは、地面に落ちている石を拾ってポケットに入れてしまいます。

売り場の箱から落ちたことは容易に想像できるのに、トニーは「落ちていた石」だと言い張りシャーリーは受け入れずに返却させます。
お父さんが子供を叱るようで可笑しいのですが、この石が後から活きてきます。

石は車やグリーン・ブックと同様青緑なんです。
ホテルのベッドサイドにその石を飾ったことから、実はトニーが石を返していなかったことがわかります。

石は家族の写真と共に置かれ、トニーとシャーリーの旅を見守っています。
旅の最後、雪で見晴らしが悪くなり無事に帰れるか危ぶまれた時、シャーリーは石を車の前方に置くよう言います。

きっと石が家路を守ってくれるだろう、という願いがこもっています。
この石は二人の希望なんですね。

美しく、印象に残りました。

ロマンチックな手紙

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妻に「電話は高いから手紙を書いて欲しい」と言われ、トニーは意外とマメに手紙を書きます。
その日にあったどうでもいいことを綴っているのですが、これがいいんです(*^^*)

子供みたいな無骨な文章ですが、トニーらしくて素敵!

でも、ある時シャーリーに添削されます。
字を間違えて何箇所もグチャグチャにかき消された文章を見たシャーリーに「切り貼りの脅迫文かと思った」と言われてしまうところは思わず笑ってしまいました。

文才もあるシャーリーは、トニーに書き方を教えて詩のような美しい手紙が仕上がります。
受け取った妻は感激し、その場にいた姉妹は「私にも書いてよ」と夫にせがむほど。

旅の終わりには自分でも素敵な手紙がかけるようになったトニー。
もうすぐ家に帰れる、という時も手紙を書き「切手代の節約だ」と言って直接渡そうとしていました。

でも、シャーリーが指導していたことを妻は見破っており、ラストにシャーリーに会った時こっそりと「手紙ありがとう」と言いました。
これも素敵なシーンです。

『グリーンブック』を見た感想

あまり予備知識なしに映画館に行きました。
予告で見た通り、トニーのキャラクターが映画を成功に導いたと思います。

粗野で乱暴、初めは人種差別もするし無教養。
だけど家族のことは心から愛しているし、口は達者だけど正直。

この人間臭さが本当に魅力的なんです。

そして、対照的なシャーリーもまた素敵です。
初めはちょっとお高くとまっていて神経質なところもあるけれど、プライドをもって差別に対応し、でも相手に悪気がなければ大人の対応を見せます。

どんな時も品位を保ち、トニーを認めて友情を深めていく姿は感動的でした。
そんな二人が変化していくところにきっと多くの人が心を動かされたのだなぁ、と思いました。

後から、人種差別の描き方についての批判を知りました。
見る人によって受け取り方は違うでしょう。
日本に暮らす日本人の私にはわかりかねるところはあります。

でも、単純にトニーとシャーリーの友情は素敵だと思いました。
実際のシャーリーの演奏を聴いてみたいと思いましたし、トニーのような豪傑が身近にいたら大変かもしれないけど楽しそうです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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