映画『エブリデイ』(2018年公開のアメリカ映画のほうです)を見ました!
一風変わった恋愛映画ですがすごく感動しました(T_T)
原作と、作者の他の作品を紹介します!
『エブリデイ』の作品情報
【原題】Every Day
【製作国】アメリカ
【配給】オライオン・ピクチャーズ
【監督】マイケル・スーシー
【キャスト】アンガーリー・ライス、ジャスティス・スミス、マリア・ベロ、デビー・ライアン、他
あらすじ
霊体Aは毎日違う人物に憑依して過ごしていました。
朝目覚めるとまず「今日の自分は誰なのか」を把握します。
ある時ジャスティンとして目覚めたAはガールフレンドのリアノンと一日を過ごし、ジャスティンの中身がAだと知らないリアノンはジャスティンへの愛を深めます。
Aもリアノンに恋をし、二人は毎日違う人間になっているAと会うようになります。
『エブリデイ』の原作
映画『エブリデイ』の原作はデイヴィッド・レヴィサンの同名小説『エブリデイ(Every Day)』です。
映画と内容はほぼ同じですが、違うのは映画ではAが記録をつける媒体がインスタグラムだったのに対し原作ではメールボックスになっている点。
そこはやはり時代によって変わってくるんですね~。
原作が出版されたのは2012年なので、映画が公開された2018年とは6年差ですがやはり違いが出てきますね。
小説でもAは性別・人種問わず多くの人に憑依し、誰の中にいても変わらずリアノンを愛します。
このSF的な設定を使うことでセクシャルマイノリティや人種の問題を軽々と超えて魂の結びつきを描くという手法が本当にお見事!
Aはどんな時もAであることができるのに対し、リアノンつまり読者である私達は体によって縛りがあるのです。
本当はAのように性別関係なく魂の結びつきだけ考えられたらいいのですが…
そんなことを考えさせられる内容ですね。
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エヴリデイ (Sunnyside Books)
作者のデイヴィッド・レヴィサンは児童書というかヤング・アダルト小説で高い評価を得ています。
他の作品も紹介しますね。
デイヴィッド・レヴィサンの作品
ボーイ・ミーツ・ボーイ
『ボーイ・ミーツ・ボーイ』は『エブリデイ』より前に書かれた本です。
高校2年生のポールは転校生のノアに恋をします。
同性同士の恋愛になるのですが、そこに描かれるのは元カレの告白だったり幼馴染との喧嘩だったりと普遍的な青春です。
それをデイヴィッド・レヴィサンは爽やかに10代の初々しさを描いています。
『エブリデイ』を気に入った方はぜひ読んでみて下さい。
ただ、こちらも新品で手に入れるのは難しいので、古本で見つけたらラッキーです。
ボーイ・ミーツ・ボーイ
ウィル・グレイソン、ウィル・グレイソン
『ウィル・グレイソン、ウィル・グレイソン』はデイヴィッド・レヴィサン同様YAの人気作家ジョン・グリーンとの共著になります。
ウィル・グレイソンはゲイの親友タイニー・クーパーがいます。
タイニーは自分で何でも決めて自由に行動しますが、ウィルは先延ばしタイプ。
そんなウィルは自分と同じ名前のウィル・グレイソンと出会います。
出会ったウィル・グレイソンは自分がゲイであることに自信が持てませんが、タイニーと恋に落ちます。
ちょっとウジウジしたところのある二人のウィルの物語です。
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ウィル・グレイソン、ウィル・グレイソン (STAMP BOOKS)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
>>映画エブリデイ(2018)のラストを解説!結末をネタバレで考察と感想も