映画『エブリデイ』(2018年公開のアメリカ映画のほうです)を見ました!
一風変わった恋愛映画ですがすごく感動しました(T_T)
ラスト・結末をネタバレありで解説しています。
考察と感想もかいています。
映画未視聴の方はご注意下さい。
『エブリデイ』の作品情報
【原題】Every Day
【製作国】アメリカ
【配給】オライオン・ピクチャーズ
【監督】マイケル・スーシー
【キャスト】アンガーリー・ライス、ジャスティス・スミス、マリア・ベロ、デビー・ライアン、他
あらすじ
霊体Aは毎日違う人物に憑依して過ごしていました。
朝目覚めるとまず「今日の自分は誰なのか」を把握します。
ある時ジャスティンとして目覚めたAはガールフレンドのリアノンと一日を過ごし、ジャスティンの中身がAだと知らないリアノンはジャスティンへの愛を深めます。
Aもリアノンに恋をし、二人は毎日違う人間になっているAと会うようになります。
『エブリデイ』のラスト・結末
色々な人間に憑依してきたAですが、ある朝アレクサンダーというリアノンの同級生として目覚めます。
Aはすぐにアレクサンダーの知性や性格の良さ、将来きっと何かを成し遂げる人物だと見抜き、リアノンにもそれを伝えます。
二人は放課後シャボン玉を作ったり水鉄砲で遊んだり、夜には花火をして幸せな時間を過ごしました。
リアノンはAにアレクサンダーの体に残るようお願いしました。
翌日、彼に留まったAに会えたリアノンは嬉しそうです。
リアノンの家庭では、不調だった両親の仲がうまくいき始めいい空気が流れていました。
ですが、数日アレクサンダーとして過ごしたAは彼の生活に影響を及ぼしてしまいます。
リアノンと過ごすことにかまけてアレクサンダーの誕生日を忘れてしまうのです。
アレクサンダーのために一日がかりで誕生日パーティーの用意をしていた彼の母親をがっかりさせてしまいました。
Aは、このままではアレクサンダーにもリアノンにも悪影響が出ると考えました。
そして、アレクサンダーこそリアノンの理想の相手だ、自分とは別れたほうがいいと彼女に話します。
毎日違う人になってしまう自分とリアノンに未来はない、と判断しAは別れを決断したのです。
Aと別れたくないリアノンは反対しますが、Aの意思は固く揺るがないものだとわかりました。
二人は最後に会話をし、踊ったり楽しい時間を過ごしながらAがアレクサンダーの中にとどまれる時間ぎりぎりまで一緒に過ごします。
Aが眠りにつくのを見届けてリアノンは帰っていきました。
翌朝、リアノンが学校にいくと何も知らないアレクサンダーがいました。
アレクサンダーはAが言っていたように「笑顔がステキだ」とリアノンに言い、二人は一緒に歩き始めます。
Aはケイティという女性になっていました。
その後、インスタグラムでAが行きたいと言っていたセントラルパークにいるのがわかります。
リアノンが見たのか「いいね」がついたところでエンディングとなります。
『エブリデイ』の感想
この投稿をInstagramで見る
いい映画でした!
単なる青春恋愛モノ、だけにとどまらずAという霊体を登場させることによりリアノンとAの魂の結びつきが描かれていました。
Aは男性でも女性でもなく単なる「A」なのです。
戸惑いながらもそのことを受け入れてAとの愛を深めていくリアノンがまた素敵です。
ラスト、リアノンを愛するからこそ将来が見えない自分との恋愛を終わらせる決断をしたAに涙が出てきました。
そして、リアノンを演じているアンガーリー・ライスが本当に可愛い!
Aとのこと、傲慢な態度を取るボーイフレンドに傷ついたり、問題を抱えた家族に悩んだりと多感な時期を過ごすリアノンを好演していました。
日替わりで別の人物になってしまうという設定を考えた原作者デイヴィッド・レヴィサンは本当にすごいです!
なんせ、性別も人種もルックスもAは選べないわけですから、Aを愛するリアノンはそういった問題も軽々と超えているのです。
肉体から離脱できない私達は実際そういった問題にとらわれて傷つけたり傷つけられたりするわけですが、この映画を見るといかに馬鹿げたことかと思います。
とはいえAのようになったらそれはそれで大変なのですが…。
対象は若い世代かと思いますが、大人が見ても感動できる映画でした。
原作の小説もあるので興味のある方は今は中古でしか手に入りませんが(2020年5月現在)チェックしてみるといいかもしれません。
>>映画エブリデイ(2018)の原作は? デイヴィッドレヴィサンに外れなし!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!