ある少年の告白のネタバレと感想をラスト結末まで!海外の評価は?

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映画『ある少年の告白』を見ました!
感想をネタバレを含みラスト・結末まで書きますね。
海外の評価も紹介します!

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『ある少年の告白』の作品情報

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【原題】Boy Erased
【劇場公開日】2019年4月19日
【製作年】2018年
【製作国】アメリカ
【配給】ビターズ・エンド、パルコ
【監督】ジョエル・エドガートン
【キャスト】ルーカス・ヘッジズ、ニコール・キッドマン、ジョエル・エドガートン、ラッセル・クロウ、他

あらすじ

アメリカの田舎町で暮らす大学生のジャレッドは、牧師の父と母のひとり息子として何不自由なく育ってきた。そんなある日、彼はある出来事をきっかけに、自分は男性のことが好きだと気づく。両親は息子の告白を受け止めきれず、同性愛を「治す」という転向療法への参加を勧めるが、ジャレッドがそこで目にした口外禁止のプログラム内容は驚くべきものだった。自身を偽って生きることを強いる施設に疑問と憤りを感じた彼は、ある行動を起こす。

引用元:映画.com

『ある少年の告白』のネタバレ

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ここからはネタバレになりますので、映画未視聴の方はご注意下さいね。

主人公のジャレッドが母の運転する車で施設に向かうところから映画は始まります。

ジャレッドは、会社経営をしながら牧師もつとめる父マーシャルと父を献身的に支える母ナンシーの元で不自由なく暮らしていました。
高校生の時はバスケットボールをして可愛いガールフレンドもいました。

大学に進学し、彼女とは別れてしまったものの入寮した先ですぐに友達もできました。

明るい大学生活に思えたその時、事件が起こります。

いい友人だと思っていたヘンリーに襲われそうになったのです。
ヘンリーは、以前にも同じことをしたと泣いて告白します。

しかし、ヘンリーは学校のカウンセラーだと名乗りジャレッドの家に電話するとジャレッドが同性愛者だとほのめかすようなことを告げます。

ジャレッドは両親に、電話の人物はカウンセラーではなく自分を襲おうとした生徒だと伝えます。

一旦は落ち着いたものの、ジャレッドは実際に自分が男性に惹かれることに気づいていました。
高校生の時に交際していたクロエとも、性的なことができずにいたのです。

ジャレッドは、両親に同性愛者だと打ち明け、父は他の牧師や身内に相談し同性愛者の治療施設にジャレッドを入所させます。
それが冒頭のシーンでした。

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施設では、「自分が同性愛者であるということは生まれつきではなく自分の選択だ」と言います。
そして、家系図を書かせ問題のある人物に「烙印」を押して「自分の罪」の出所を探させます。

施設には色々な人物がいました。
教えに従順になり、ジャレッドにも従うようアドバイスするジョンや、施設を出るには治ったフリをしたほうがいいと考えるゲイリー。

その中で大柄だけど優しく気が弱いキャメロンは自分を貫くことも、施設の教えの通りにすることもできずただ叱責されていました。
ジャレッドはそんな彼を勇気づけるように、言葉はないけれどそっと肩に手を添えました。
施設では肉体的な接触は厳禁でしたが、ジャレッドはそうせずにはいられませんでした。

ある時キャメロンは、彼の中の悪魔を追い払うという名目で儀式をされます。

施設には家族も集まり、物々しい雰囲気の中聖書でキャメロンを叩き水に沈め悪魔を追い払う儀式をしました。
ジャレッドは耐えられなくなりその場を抜け出します。

その後、ジャレッドが自分の罪を語る番になりました。
ジャレッドは、以前グサヴィエというアーティストと心を通わせ性的な関係ではなかったけれど一緒のベッドに寝たという体験を話しました。

職員のサイクスは「嘘を言うな、真実を話しなさい」と言いますが、ジャレッドは真実を話していると主張します。

サイクスは「なぜ怒っている?その怒りは父親に対する怒りだ。父親への憎しみをここで吐き出しなさい」と言います。

ジャレッドは「父親には怒っていない。あなたに怒っている」と言うと部屋を飛び出し、母親を呼び出すと施設を後にしました。

父マーシャルは施設に残るよう言いますが、母ナンシーはジャレッドを尊重し彼と帰宅します。

ある夜、警察がきてキャメロンが自殺したことを告げました。
ジャレッドは同じ施設にいたので事情を聞かれます。

その後家を出るジャレッドは父親と話しますが、まだ気持ちはすれ違っています。
でも、家族の愛は変わらず抱擁を交わすとジャレッドは旅立ちました。

4年後、ジャレッドはニューヨークに住み自分の体験を記事にしました。
母親はジャレッドの味方ですが、父と母の間には溝ができていました。

実家を訪れたジャレッドは再び父親と話します。
生き方や考え方の違う2人はまだ完全な和解はできていませんが、歩み寄り結びとなります。

エンドクレジットではジャレッドのモデルとなったガラルド・コンリーが現在夫と幸せに暮らしていることが語られます。

『ある少年の告白』を見た感想


鑑賞前は、とにかくこういった「矯正施設」があること自体に驚きました。

そして、映画でその様子を見てつらくなりました。
キャメロンが聖書で叩かれたりする場面は、ジャレッドじゃないけど私も目を背けたくなりました。

でも、つらいばかりでなく感動する場面が多く何度も泣けてきました。
特に感動したシーンを書きますね。

見どころ・感動した場面

凛としたジャレッド

ジャレッドの両親は矯正施設に入所させるという誤った選択をしたけれど、きっといい人達なのだと思います。
なぜなら、ジャレッドは賢く思いやりを持ち、自分へも人へも嘘をつかずに戦う人に育ったから。

施設では「治ったフリをすれば早くここを出られる」というゲイリーのように振る舞うことだってできました。

でも、ジャレッドは嘘でも父を憎む理由なんて言えなかったし、性的な関係がないのにあるとは言えませんでした。

そういう自分を貫き通す強さを、ルーカス・ヘッジズは見事に演じていました。

ゼイヴィアと心を通わせる

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アート作品の展示場で、ジャレッドはゼイヴィアと出会いお互いに惹かれます。

ゼイヴィアもまたジャレッドのように自分の考えをしっかりと持っていました。

「神は自分の中にいる」と言い、ジャレッドと心を通わせます。

静かだけれど、お互いを思う気持ちが溢れた美しいシーンです。

つらい施設での友情

「こんなところにいたら精神的に参ってしまいそう…」と思わせる施設での矯正メニューですが、その中でも思いやりを見せるシーンがあります。

同性愛のことを「自分の罪」と言わされるのですが、気の弱いキャメロンはそれに異論を唱えることができませんが、受け入れることもできずにいました。
その時、ジャレッドはそっと手を肩に添えるのです。

何気ないことですが、きっとキャメロンにはジャレッドの優しさが伝わったのでしょう。

ジャレッドがサイクスに反抗して施設を出ようとした時、助けてくれたのはキャメロンでした。

きっと互いの存在が施設では救いになったことでしょう。

終盤、キャメロンの死が伝えられた時は泣けてきました。

きっと両親へは逆らえず、でもストレートにもなれない。
そう悩んだ上での自殺だったのでしょう。

こんな風に亡くなった人は他にもいるのだろうなぁ、と思うと悲しいです。

父性と弱さ

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勇ましい役が似合うラッセル・クロウですが、本作では穏やかな牧師のお父さんを演じています。

同性愛者を受け入れるという選択肢を持たずに生きてきたのでしょう。
それなのに、息子は同性愛者だという。

受け入れられず、「治す」という決断しかできない父親ですが、マーシャルもまた悩んだのです。

息子のことは愛しているけれど、自分の考えや生き方も曲げられない。
そういう弱さを見せる父親の姿が印象的でした。

母親の強さ、子供への愛

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父親と反対に強さを見せたのは母親のナンシーでした。
「牧師の妻」らしく献身的に夫に尽くすナンシーですが、施設については疑問がありました。

でも、「意見を言うのは男性。自分はそれに従う」という生き方をしていました。

だけどジャレッドが施設を出たいと助けを求めてきた時、自分の気持ちが溢れました。

ジャレッドを追うサイクスに向かって「あなたの資格は何?」と聞きます。

「医者でも心理学者でもない。
思った通りだわ。

恥を知りなさい!
私もね」

と言います。

最後の言葉が印象的でした。
ナンシーも、息子を助けられない自分を恥じていたのです。

「施設に戻れ」というマーシャルには従わず、息子を自宅につれて帰りました。

もう言いなりにはならない、という強い意思を感じました。
その後マーシャルとは溝ができてしまいますが、自分の生き方を貫けるようになったのだと思います。

一つ気になったのは、ナンシーのファッションやヘアメイク!

ヒョウ柄の服にキラキラの宝飾品、髪は膨らませてメイクもくっきり。
一言でいえばケバケバしいのです^^;

ニコール・キッドマンはいつもの通り美しいのですが、テレビで見る「大阪のオバちゃん」ファッションが似合わなさすぎ。
物腰が優雅でいかにも牧師の妻、な振る舞いなのに見た目が…。

と思いましたが、本編が終わった後に実際の人物の写真が写って納得。

そっくり!

ナンシーだけじゃなくてラッセル・クロウのマーシャルも!

外見はモデルに似せたのですね。

ラスト・結末について

見終わって何が一番驚いたかというと、エンドクレジットです。

施設でジャレッドに嫌がらせかと思うくらいの指導をしていたサイクスが
「2008年に施設を辞め、今は夫と暮らしている」という…

夫!?

びっくりすると共に「やっぱり」とも思いました。

なぜサイクスは仕事とはいえあそこまで厳しく同性愛を「矯正」しようとするのだろう、と思ったのです。
ジャレッドがいくら「父のことを憎んでいない」と言っても受け入れず頑なに自分のやり方を押し付けようとします。

もしかして、この人自身が同性愛者なのでは?と思ったのです。
施設にいる彼らに厳しく指導するのは、そうやって自分自身も異性愛者として生きていくことに納得させようとしているのではないかと。

だからクレジットでの一文を見て驚きと共に納得しました。
そして、施設でのサイクスの振る舞いを思い悲しくなりました。
彼は彼で苦しんだのだろうな、と。

もしかしたら施設を辞めてから同性愛者になったのかもしれませんし、わかりませんけどね^^;

施設での態度は「なんて人!」と思いましたが、現在は自分自身を受け入れて幸せに暮らしているといいなぁ、と思います。

『ある少年の告白』海外の評価

ある少年の告白

見ていてつらくなるシーンが多いものの、見てよかった!と思える映画でした。

それは、俳優陣の演技によるところがやはり大きいと思います。

どっぷりとその世界に持っていかれ、感動するシーンが多かったです。

Rotten Tomatoesの評価も納得。
何度も見るのはつらいけれど、興味を持った方なら一度は見たほうがいい映画です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

>>【実話】ある少年の告白の原作は?作者ガラルドコンリーについて

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