ボビーZの感想ネタバレ!ポールウォーカーのファンにオススメ!

bobbyz

映画『ボビーZ』を見たので感想ネタバレを含んで書いています。
映画をこれからご覧になる方は作品情報までご覧下さいね。

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『ボビーZ』の作品情報

【原題】The Death and Life of Bobby Z
【劇場公開日】2007年11月17日
【製作年】2007年
【製作国】アメリカ
【配給】ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
【監督】ジョン・ハーツフェルド
【キャスト】ポール・ウォーカー、ローレンス・フィッシュバーン、オリビア・ワイルド、ジェイソン・ルイス、キース・キャラダイン

あらすじ

元海兵隊員で現在服役中のティム・カーニーは、麻薬取締局の捜査官から取引を持ちかけられる。瓜ふたつの容貌を持つ麻薬ディーラー“ボビーZ”に成りすまして捜査に協力すれば、自由の身にしてくれるというのだ。しかし、この取引の裏にはある罠が隠されており……。
引用元:映画.com

『ボビーZ』の感想ネタバレ

感想を一言で言うなら「ポール・ウォーカーが好きなら楽しめる映画」だと思いました。
よし、楽しむぞ!なんて張り切って見ないほうがいいタイプの映画です。

原作はドン・ウィンズロウの小説『ボビーZの気怠く優雅な人生』なのですが、きっと原作は面白いんだろうなぁ、と思われるストーリーなのですが、まぁ色々作りが甘いというか雑なところが目立ちます。

気になった点や、逆によかった点を書きますね。
ここからはネタバレになりますので、ご注意下さいね。

ボビーZの気怠く優雅な人生 (角川文庫)

ボビーZに似ていない

きっと誰もが突っ込んだであろう点ですが、ポール・ウォーカー演じる主人公ティムが似ているとされるボビーZに似ていません
いや、似ているといえば似てます。

背格好はバッチリ。後ろから本人かも。
正面からでも100m先からなら(大分遠いな)間違えるかも?なくらい。

でも、替え玉になれるほどは似ていません
ティムも初めに替え玉を提案された時に、騙せないだろう、という旨を言います。
でも、ローレンス・フィッシュバーン演じる悪徳警官クルーズは「(2人は)面識がない」と言い、結局ティムは引き受けます。
引き受けるというか、選択肢がない感じでしたが。

 

確かに面識がなければ大丈夫だったかもしれませんが、ボビーZの元恋人が登場します。
オリビア・ワイルド演じるボビーZの元恋人のエリザベス、ティムを「ボビーZが帰ってきた」として扱います。

後で「ボビーじゃないわね」と言い、ティムも白状し「いつわかった?」と聞くと
「寝たらわかったわ」と。

いや、ここは「ひと目で」の間違いじゃないの?と言いたくなります^^;

 

なぜティムとボビーZをポール・ウォーカーの一人二役にしなかったのか疑問。
別人にする理由なんてなかったと思うのですが…

アクションシーンは見どころですが

映画をジャンル分けするなら「B級アクション」になると思うのですが、そのアクションも気になる点が。

 

銃撃戦では、銃を乱射されてもティムや彼の味方は死なない。
同じ状況で相手は蜂の巣のようになって死ぬ。

 

後半、ティムを殺しに来た男が、ティムが宿泊している部屋に忍び込みますが、用心して窓から侵入します。
部屋には爆弾がしかけてあり、男もそれに気付いている様子。
それなのに…ティムが帰ってきたらあっけなく爆弾のトリガーを引いてしまい爆死。
簡単すぎない?

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結局キモだったのはエリザベス

いい役もらったね~、と思ったのはオリビア・ワイルド
似てない替え玉ボビーZをボビーとして成立させたのは、オリビア・ワイルド演じるエリザベスによるもの。

 

登場した時はボビーZの元恋人で、親友の子供キットをギャングから守るいい女。
途中、あっさり他の男の恋人となり、ティムのことを「ボビーのフリしているアホ」言い放ち、ティムを売るのかと思わせますがそれも作戦。

 

危険な状況でもキットのことは身を挺して守り、なんだかんだとティムの味方です。
自分の美貌を利用して敵を欺くいい女、という不二子みたいな役柄でした。

オリビア・ワイルド、線が細いけれどセクシーで美しかったです(^^)

スカッとするラスト

色々雑で「うーん」な感じで見続けていましたが、終盤になって本物のボビーZが登場します。
ボビーZは本当にクズで、自分の替え玉ティムが殺されるのを待っています。
「自分の死体が出れば、自分は別人として暮らせる」というのが彼の目的で、悪徳警官クルーズは彼と組んでいました。

 

ティムはエリザベス、キットと、船と金を奪って3人で逃げようとしていましたが、直前で敵から挟み撃ちになります。
替え玉であることがバレて橋の上で両側から銃を向けられるティム。
そこにクルーズとボビーZが登場。

 

「あいつがティムだ!」とボビーZを指差すティム。
もちろん、否定する本物のボビーZ。
「いや、あいつがティム」「違う!」と応酬が続いたところに、橋の下から「おとうさーん!」という声。

キットはボビーZの子供ですが、ティムには子供がいません。
キットはティムに向かって「お父さん」と言っているので、本物のボビーZがティムだということになって銃の的となり…。

 

なるほど、このラストのために「替え玉」という設定にしたのね~、と納得。
なんか逆算的ですが^^;

このラストも、ボビーZがイヤなヤツ、警官も悪いヤツだったということで話がまとまっています。
そうじゃなければ、バッタバッタと人が死に、状況だけみればティムだって相当な犯罪者です。
キットを助けるためとはいえ、エリザベスだって人を殺してますからね。

 

ティムはエリザベスとキットがいる船に飛び乗り、めでたし、となります。
雑なところはあっても、このラストで一応まとまってスッキリします。

ツッコミどころは多くても「憎めない映画」に仕上がっていると思います。

感想まとめ

見終わって何が印象に残ったかというと、ひたすら「ポール・ウォーカーが美しかった」ということ。
彼のファンでこの映画を見ていない人がいたら見るべき。
ここまでうっかり読んでしまって結末知っていても見るべき(笑)。

 

なんせもう亡くなっていて新作がありませんからね。
アクションシーンに美女とのロマンス、とポール・ウォーカーのかっこよさを見るだけでも価値があると思います(ファンなら)。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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