デスノートLight up the new worldがつまらない理由

デスノートlightupthenewworld

テレビで『デスノートLight up the new world』が放映されたので見てみました。
オリジナルの映画デスノート2作は大好きでDVDも買い何度も見ています。
『Light up…』は評判が悪かったのであまり期待はしていませんでしたが、つまらないところ、面白かったところ両方ありました
今回はつまらなかった点を書いていきますね!

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『デスノートLight up the new world』の作品情報

【劇場公開日】2016年10月29日
【製作年】2016年
【製作国】日本
【配給】ワーナー・ブラザース映画
【監督】佐藤信介
【キャスト】東出昌大、池松壮亮、菅田将暉、藤井美菜、川栄李奈

『デスノートLight up the new world』がつまらなかった理由

ここからはネタバレになりますので、映画を見ていない方はご注意下さいね!

デスノート6冊いる?

「デスノートは人間界に存在できるのは6冊まで」というルールは以前からあったようなのですが、私は知りませんでした。
漫画、映画でも特に言及されていなかったと思うのですが、ノートの詳細ページを見ると書いてあるのかな。

 

ともかく、今回はそのルールに乗っ取っていてそれはよいのですが、疑問に思うのは
そのルールを明確にする理由はどこにあったの?ということ。

 

今回登場した死神はリュークアーマ、ベボのみ。
ノートは「複数ある」ということは前作までに描かれていましたが「6冊ある」ということが全く活かされてませんでした

 

どうせなら、死神を6人登場させて、人間だけでは作れないストーリーを展開させるとか、6冊揃ったら何か特別なことが起こるとか、そういった特別感が欲しかったです。

 

頭脳戦がしょぼい

デスノートと言えば、キラとLの頭脳戦が見どころで、先の見えない展開に多くの人が引き込まれたと思います。
私は先に漫画を読んで展開を知っていたのですが、映画の世界観や演出が見事で、どうなるか知っていてもなおスリル感を味わうことができました。

 

それなのに…

今回キレ者がいない!

 

一応Lの後継者とされる竜崎は頭がいいはずなのですが、風変わりなだけであまりキレるところを見せてくれません。
いや、劇中一応そういう役は果たしているのだと思いますが、こうやって映画について書いている今、全くキレ者だった場面が思い出せない!
その程度の役回りだったように感じました。

 

他、警察やキラの後継者も、頭のいいところを見せてくれず、「この先どうなるの?」というハラハラする展開は見られませんでした。

 

ライトが子孫を残した意味は?

実は夜神月は子孫を残していた!という衝撃的な設定がありました。

「子供が出て来るの?どんな役割?」と期待するも全然活躍せず…

というか登場しませんでした。

なんで子孫を残した設定作ったのでしょうか。

 

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デスノートなのに銃撃戦?

デスノートの一番の特徴「名前を書かれて死ぬ」
そこを使っていかに頭脳で戦えるか、が見どころだと思っていたのですが、本作で一番印象に残っているのは派手な銃撃戦です。

 

「約束の地」に警察が乗り込んで銃撃戦が始まった時は、迫力あるシーンにも拘らず、白けてしまいました。
「銃にデスノートが勝てるわけないだろ」ってはっきり言ってますし(-_-;)

 

しかも、竜崎が銃で応戦…
え!?

 

これってデスノートの映画よね?と目を疑いたくなりました。

 

役者が活かされてない

かなり個人的な好みかもしれません。

オリジナルの映画『デスノート』では、キラとLの抑えた感情の上に見せる頭脳戦が光っていて、クールさが引き立ったと思います。
でも今回は違いました。

 

以前との違いを意識したのかどうかはわかりませんが、竜崎演じる池松壮亮もキラの後継者紫苑を演じる菅田将暉も大げさな演技が目立ちました。
狂気じみた表情を見せようという監督の指導なのかわかりませんが、「怪奇的に見せたいのね~」と冷めた目で見てしまいました。

 

池松壮亮と菅田将暉って『セトウツミ』で絶妙な間と空気感を出した名コンビだったと思うのです。
だから、なおさらこの演技はなぜ?と疑問に思いました。

 

続編として違うキャラを作りたい、という意図があったのかもしれませんがあまりいい演出とは思えませんでした。

 

キャラクターに魅力が感じられない

先の項に続き、かなり個人的な感想です。
登場する人物(死神除く)に全く魅力を感じませんでした。

 

正義感の強い刑事三島、Lの後継者竜崎、キラの後継者紫苑。
そのうち1人でも好きになれるキャラクターがいたら、映画全体が引き締まったと思います。
感情移入できる人物が誰もいなくて、もっといい演出があったのでは、と思ってしまいます。

 

死神アーマは妖艶な感じで好感が持てましたが、イマイチだったのは死ぬシーン
一応、竜崎とは一緒にいてお互い好意を持っているところは伺えるのですが、アーマが竜崎のために死ねるほどの絆は描かれていません。

竜崎も目の前でアーマが消えていき慟哭しますが、それもなんだか薄っぺらく感じます。

 

前作でミサのために死神が死んだ時は切なさがありましたが、それは死神がずっとミサを見守ってきたという過去を描いていたからです。
今回はそういった2人の絆を示すのに十分なシーンはなかったと思います。

 

まとめ

『デスノートLight up the new world』がつまらなかった理由は
・デスノートが6冊ある意味がない
・頭脳戦がしょぼい
・ライトが子孫を残した意味がない
・役者が活かされてない
・キャラクターに魅力が感じられない

個人的な感想なので「この映画が好き!」という方は気分を悪くされたらすみません。
面白かったところもあったので、別の記事に書きますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

>>デスノート Light up the new worldが面白い理由

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