『ウォールフラワー』は青春映画の名作で皆に勧めたいのですが、ちょっとわかりにくい点もあります。
それは、度々チャーリーが思い出す、彼の過去・トラウマは結局何?ということ。
大好きだったヘレン叔母さんは何故死んだの?
叔母さんはチャーリーに何をしたの?
その辺りを書いていきますね!
『ウォールフラワー』の作品情報
【原題】The Perks of Being a Wallflower
【劇場公開日】 2013年11月22日
【製作年】2012年
【製作国】アメリカ
【配給】ギャガ
【監督】スティーブン・チョボウスキー
【キャスト】ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラ・ミラー、メイ・ホイットマン、ジョニー・シモンズ
あらすじ
チャーリーは小説家を志望する16歳の少年。
物静かで優しいチャーリーですが過去にトラウマがあり周囲となじめず、高校に進学したものの「壁の花(ウォールフラワー)」のように息を潜めて学校生活を過ごしていました。
そんなチャーリーが陽気なパトリックとその妹で美しく奔放なサムに出会い、生活が一変します。
友情を深め恋を知り、ようやく青春を謳歌し始めたチャーリーですが、あることをきっかけに仲間に不穏な空気が広がってしまい…。
チャーリーの過去・トラウマ
物語はチャーリーが高校に入学したところから始まります。
元々大人しい性格の上、入学の前に心を患って療養していました。
親友が自殺し、ショックを受けたり、時々感情を爆発させたり幻覚を見たりしていました。
今は落ち着いて学校にも行かれるようになり、学校で馴染めずにいても家族には心配をかけまいとする優しい子です。
そんなチャーリーの過去のトラウマとは何なのでしょう。
時々、ヘレン叔母さんのことを断片的な記憶として思い出します。
チャーリーに優しかったこと。
でも交通事故で死んでしまったこと。
叔母さんが車に乗るところ。
チャーリーに「2人だけの秘密よ」というところ。
そんなシーンが度々現れます。
チャーリーはパトリックやサムにヘレン叔母さんのことを「大好きだった」と言いますが、どうやら叔母さんは過去のトラウマと関係しているようです。
何故トラウマになっているのか
叔母さんは交通事故にあって死んでしまいましたが、それはクリスマスのこと。
チャーリーにプレゼントを買いに出かけようと車に乗ったので、チャーリーは
「叔母さんが死んだのは自分のせいだ」と思っています。
チャーリーはこのことで自分を責めていて、映画終盤では精神的に追い詰められ自殺未遂まで起こします。
ヘレン叔母さんがチャーリーにしたこと
そしてもう一点、映画でははっきりとは描いていませんが、チャーリーが抑圧していて詳細は思い出さないけれど、決定的なトラウマになっていることがあります。
それはヘレン叔母さんがチャーリーに性的虐待をしていたということ。
乱暴するというより「いたずら」の類のようです。
映画でははっきりと性的なシーンを描いてはいないのですが、皆が寝ている時にチャーリーに向かって「2人だけの秘密よ」と言っていたり、サムと触れ合おうとしても、腿に触られると何かを思い出して先に進めなかったりと、チャーリーの中でトラウマになっていることがわかります。
優しいチャーリーは叔母さんが自分に親切だったことから「大好き」だったし、両親に心配させまいとずっと打ち明けずにいました。
自殺未遂後に入院した際、医師から両親にそのトラウマを伝えられた時も「つらかった」と言っています。
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まとめ
・チャーリーは叔母さんが自分にプレゼントを買いに出かけて事故で死んだことで自分を責めていた。
・叔母さんはチャーリーに性的虐待をしていた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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