マクドナルドを世界一のハンバーガーチェーンへと成長させた立役者レイ・クロックについて記事をいくつか書きましたが、こぼれてしまった話もあるのでまとめてみました。
レイ・クロックはマクドナルドを乗っ取ったのか、マクドナルドだけでなく妻も略奪?本業は不動産業だというのは本当か、など書いていきますね!
レイ・クロックはマクドナルドを乗っ取った?
レイ・クロックは、元々は業務用ミルクシェイクマシーンを売るセールスマンでした。
でも、一台売るのにも苦労していました。そこに8台欲しいという店が現れます。
1台でも売るのが大変なマシーンを8台欲しいってどんな店なんだ、と興味を持ったレイ・クロックはその店を尋ねます。
店に着くと、そこには行列ができています。当時はドライブイン形式だと車にウェイトレスが注文を取りに来るのに、人が並んで注文をしています。
注文してから20-30分待つのが当たり前だった当時、注文後に会計を済ませる間に商品が出てくるのがレイは信じられませんでした。
それが、セルフ式のハンバーガーショップを作ったマクドナルドという店でした。
マクドナルドの徹底的に効率化したビジネスはレイには衝撃的でした。
レイは店を経営するマクドナルド兄弟にフランチャイズを持ちかけ、渋る兄弟を説得し契約すると、全米にフランチャイズを展開します。
ところが、マクドナルドは莫大な売上を誇るハンバーガーチェーンになったにも関わらず、レイに入ってくる収入はわずかです。
マクドナルド兄弟に交渉し、契約の見直しを迫りますが、応じてくれません。
それならば、と方法を変え、自分で会社を設立し、土地を購入し、自分で店の経営権を持つようにしました。
兄弟との間に溝が生まれ、対立します。
商品に対する考えも違う兄弟とレイは歩み寄ることもなく、兄弟の兄が糖尿病で倒れたということもあり、兄弟はレイにマクドナルドを売却することを選びます。
これがレイ・クロックがマクドナルドを乗っ取ったと言われる経緯です。
マクドナルド兄弟とレイ・クロックの双方で言い分が食い違うので、詳細はわかりませんが、元々マクドナルドというハンバーガーショップを作ったのはマクドナルド兄弟、全世界に展開し、後の経営者となったのがレイ・クロックということで間違いはないですね。
2回の離婚の末運命の人と添い遂げる
この投稿をInstagramで見る
映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』でも、マクドナルドを拡大させる時に結婚していた妻レセルとは別れ、後にジョアンという女性と結婚し、死ぬまで添い遂げたということが描かれています。
でも、レセルとは2回目の結婚だったとは知りませんでした!
しかも、映画ではエセルと結婚している時にジョアンと知り合ったという描かれ方だったのですが、逆です。
ジョアンと先に出会い、結婚しようとしたものジョアンの両親に反対され、傷心のうちにレセルと結婚。
でもやはりジョアンが忘れられず、後にジョアンと結婚します。
映画では、レセルはレイのことが理解できず、仕事を応援できずにいる女性として描かれています。
見ていて気持ちのいい態度ではなかったので感想ではボロクソ書いてしまいましたが、そんな経緯があったなんて。
ひどいこと書いてごめんなさい、レセル(-_-;)
しかも、ジョアンは映画によるとロリーというフランチャイズオーナーの妻でした。
つまり、ジョアンとは略奪婚なんです。
人聞き悪い言い方をしてしまうと、マクドナルドのみならず、女性も乗っ取り??
そんな話を知るとジョアンのことを「運命の人」(本人談)なんて言っても薄ら寒く感じます。
だって、本当に運命の人なら反対されてがっかりして他の人と結婚なんてないでしょ。
結局、エセルを捨ててジョアンと結婚するし。
ビジネスではすごい才能を見せたレイ・クロックですが、女性関係はあまり褒められる感じではなかったようです。
マクドナルドは不動産業?
レイ・クロックの有名な発言で、大学での講義のエピソードがあります。
学生に向かって「私の本業はなんだと思う?」と聞くと学生は「あなたがハンバーガーを売っていることはみんなが知っている」と言って笑いました。
でも、レイはジョークを言ったのではなくこう答えました。
「私の本業は不動産業だ」
たしかに、マクドナルドがあるのは人が集まる場所にあります。
一等地や交差点など。
日本のマクドナルド第一号店は銀座でしたね!
世界中でマクドナルドは一等地にあり、世界のカトリック教会の面積を合わせたよりも大きいそうです。
日本にいると「教会」と言われてもピンときませんが、海外に行くと大きな教会があちこちにあり、その数も相当なもの。
教会は人が集まるところで、商業施設ではないけれど「アクセスのいいところ」と言えます。
それより大きな面積を誇るとはすごいですね。
マクドナルドは、世界各国で価値の高い土地を所有する世界一の不動産会社と考えることもできます。
レイ・クロックは「ハンバーガーを売る理由は、フランチャイズの店舗がハンバーガーを売ったとき、最も多くの賃貸料を得られるからだ」と言ったそうです。
価値の高い土地を手にするために、効率よく儲かるハンバーガーショップをフランチャイズで人にやってもらう事だと言っているのです。
マクドナルドに不動産業の考えを持ち込んだ社員は後に重役となりました。
彼がいなかったら今のマクドナルドはなかったかもしれませんね!
『成功はゴミ箱の中に』を電子書籍で読む >>
まとめ
・レイ・クロックはマクドナルドを乗っ取ったとも、後の経営者とも言える。
・マクドナルドは不動産業。店舗が建つ場所は一等地ばかり。
・レイ・クロックはビジネスでは凄腕。女性関係はヒドイ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのフル動画を無料で視聴する方法!パンドラやデイリーモーションは危険?レイクロックの名言を英語版もまとめてみた!自伝本を読むのがオススメ?映画ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツで描くマクドナルドの始まり映画ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツの感想とネタバレを結末まで!