ハリケーンと共に “奴ら”は現れた…
飛ぶ! 喰らう! そして舞い上がる!
奴らとは 凶暴な“人喰いサメ”! 巨大な竜巻と共に現れたサメが人々を喰い尽くしていく。
シャーク(鮫)とトルネード(竜巻)が合体した、前代未聞のモンスター・パニック登場。
劇中の名シーンや名言についてのまとめ、そして「君たちの責任だよ」とは?
目次
恐怖のサメ映画
これまで凶暴なサメが人間を襲うパニック映画は、たくさん制作されました。
海底の闇の奥から突然襲い来るサメの恐怖は、ホラー映画のように恐ろしいのです。
その恐怖の発端を担ったのは1975年公開の『JAWS/ジョーズ』です。
スティーヴン・スピルバーグ監督の映画史に残るサメ映画の名作となりました。
なかなか現れない人喰いサメの得体のしれない恐怖感や、“ダンダンダンダン”と迫りくる恐怖を表現した音楽など、実にスリリングで “じょーず”な演出がなされました。
その後も恐怖のサメ映画のムーブメントはサメることなく、今日までありとあらゆる作品が世に出され2018年の『MEG ザ・モンスター』では、25メートル級のべらぼうにデカい巨大サメも登場し、絶望的に勝ち目のない戦いが描かれました。
その後も定期的に傑作が生まれているサメ映画ですが、本作『シャークネード』はサメが台風によって運ばれ空から襲ってくるという、トンデモ発想のディザスタームービーです。
カルト的人気の『シャークネード』シリーズ
2013年にアメリカのテレビ映画用に制作された1作目は、シャークとトルネードを掛け合わせたタイトルが示すように、サメが竜巻に乗って襲いかかってくるという “そんなシャークはあり得ネード”というマサかの発想でした。
そのやりすぎ感と偉大なる発明がマニアの人たちから大絶賛され、その後は6作にわたってシリーズ化されカルト的人気作となりました。
サメが、飛んで飛んで回って回りながら空から襲ってくるのです!
ホワイトハウス撃沈!祖国と平和を守るため大統領自身も、サメと戦うのです。
シャークネードシリーズは新作ごとに過激となり、サメが核燃料を飲み込んでニュークリアネードになったり全世界に話が拡大したり、そしてラストの6作目ではサメがまさかの宇宙空間にまで登場し、サメ映画とは到底考えられないほどの物語が展開していくのです。
本作の制作会社・アサイラムの人気作『ダブルヘッド・ジョーズ』シリーズは、続編ごとにサメの頭の数がどんどん増えていき、なんと!2頭サメから現在では6頭サメまでが制作されています。
その映像は実にシュール!この先、どこまで頭が増えていくのか楽しみです。
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空からサメが降ってきた?!
これまでのサメ映画の舞台は「海」で、海中から襲われる恐怖というイメージでした。
しかし本シリーズでそんな概念は二の次三の次!何といってもサメが空から降ってきて人を襲うのです!
しかもその数は大量で大漁?
次から次とサメが降ってきます。
更にシリーズが進むにつれてサメは海から空へ、そして宇宙空間へと展開していくのです。
サメ映画なのに奇想天外にして過激!…何が起こっても動ぜずサメた目で鑑賞しましょう。
『シャークネード』の名シーンと名言
シャークネードのびっくりシーンは、トルネードと共に大量のサメが空から降って人を襲うシーンやサメに対抗する姿です。
しかし他にも名シーンや名言があるので紹介しますね!
サメから人が…!?
何といっても主人公がチェンソーを振り回しながらサメの口に向かってダイブする驚愕の名シーン。
サメの大口から体内に入りソーを振り回し内臓から破壊するのです!
この名シーンは制作者もサメファンも気にいったようで、似たようなシーンが全作品で使われています。
カメオ・スターも出演!
びっくりシーンとしてカメオ・スターも見逃せない!
シャークネードシリーズには有名な俳優やミュージシャン・スポーツ選手・キャスターなど各界の大物がこぞってカメオ出演しています。
ビックリするほどの有名人が意外な役でこっそり出演しているので要注意です。
デヴィッド・ハッセルホフ
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3作目『シャークネード エクストリーム・ミッション』、続けて4作目にも出演。
日本では80年代の人気テレビドラマ『ナイトライダー』でおなじみですね。
2作目のCMナレーターを務めていましたが、3作目では本編に登場しました。
主人公の父親役として登場し、宇宙でサメと戦ったのですから、もはや「カメオ」と言っていいのかわかりませんが(;^_^A
ダン・フォグラー
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『ファンタスティック・ビースト』シリーズでおなじみのダン・フォグラーは5作目に本人役で登場しています。
街頭インタビューに答える様子がテレビに映し出されるという本当にカメオっぽい出演です。
ドルフ・ラングレン
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アクションスターのドルフ・ラングレンも5作目に登場しています。
未来からきた、主人公フィンの息子ギルとしての出演です。
日本では『ロッキー4』のドラゴ役で有名ですね。
2020年現在68歳ですが、かっこよすぎません??
他にもカメオ出演者はいるので探してみて下さいね(⌒∇⌒)
「あれこれ考えるな!サメをぶっ倒せ!」
主人公がサメを攻撃するときに吠るセリフです。
このセリは実にシンプルにしてベスト!
人は戦いに臨む時あれこれ考えたり迷うより、相手をとにかくぶっ倒すことに集中せよという、名言にして的を得た名セリフと言えます。
「常に備えあり」
いつも過剰なまでに災害とかに備えているから俺は無敵なんだと声高らかに吠えています・・・
でもそのせいで妻には愛想をつかされます。
君たちの責任だよ!とは?
ネット上では、「このB級映画が作り続けられるのは、全部日本人の責任だよ!」という意味分からんコメントが見受けられます。
シャークネード制作会社・アサイラムのCEOデヴィッド・マイケル・ラット氏は日本のサメ映画ファンに特別のメッセージを伝えています。
「僕らの作品で日本のファンは世界でもとびきり熱くて献身的だよね!
君らがいなければシャークネードシリーズもなかった…
だから全部君たちの責任だよ!」
と、日本のサメ映画ファンに責任を押し付けた?熱きコメントが寄せられています。
アサイラム社は、大作映画のパロディを得意としトンデモ映画をどんどんリリースするフットワークの軽さがチャームポイントの会社です。
まとめ
『シャークネード』は、ハリケーンに乗って空を飛んできたサメが襲いかかる恐怖を描いた奇想天外なディザスタームービーで、B級サメ映画シリーズの金字塔的作品です。
極限の恐怖の中で名言や名シーンも飛び交うハチャメチャな展開で、お子様からお年寄りまで幅広い層が喰われたサメ映画です…サメ映画の恐怖、いまだサメやらず!