役作りのストイックさでも知られるハリウッド女優シャーリーズ・セロン。
映画への出演のみならずプロデューサーとしてもその作品選びは秀逸です。
そんなシャーリーズ・セロンの代表作品をご紹介します。
目次
シャーリーズ・セロンのプロフィール
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本名:シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)
生年月日:1975年8月7日
出身地:南アフリカ共和国
フランス系の父親とドイツ系の母親との間に生まれたシャーリーズ・セロン。
幼い頃からアルコール依存症の父親からの家庭内暴力に悩まされていたシャーリーズたち一家。
シャーリーズが15歳の時、泥酔して帰宅した父親がシャーリーズと母親に向かって銃を向け脅し、命の危険を感じた母親が父親を射殺するという出来事が起こりました。
ちなみに母親は正当防衛が認められています。
シャーリーズは、もっと依存症やDVなどのことをオープンに話せるような社会になってほしいという思いから、この自分の生い立ちを公表しています。
そんな壮絶な生い立ちが背景にあるシャーリーズは、モデルとして活動した後、バレエ・ダンサーを目指しますがけがで挫折。
そして銀行で喧嘩しているところをスカウトされて女優としてのキャリアをスタートさせました。
シャーリーズ・セロン出演映画のおすすめ・代表作
スキャンダル
FOXニュースでキャスターを務めるグレッチェンは、長年に渡りCEOのロジャーからセクハラ被害を受け、性的要求を拒んだことでついに解雇され、ロジャーを提訴します。
過去に被害を受けていた看板番組のキャスター・メーガンや現在被害を受けている若手のケイラや被害者はたくさんいますが、ロジャーを敵に回すとどうなるか、恐怖からなかなか声を上げられません。
2016年にアメリカで実際に起こったテレビ業界の帝王ロジャー・エイルズによる、セクシャル・ハラスメント騒動の映画化です。
あぁこれがシスターフッド。
敵は女性たちをも引き離し連帯させないようにするのだな。
力を合わせないと、やっぱり強いものに立ち向かうことって難しい。
実在のキャスター、メーガン・ケリーを演じるシャーリーズ・セロンはかっこいい。
そしてこの映画のオリジナルキャラクターとして創作されたケイラ(マーゴット・ロビー)が、電話で同僚にこれまであったことを話すシーンは胸がはりさけそうでした。
声を上げることがどれだけ勇気がいることなのか、そして性被害はずっと被害者たちを苦しめ続けるのだなぁ……と、これは期待以上、心から作られるべき映画だなぁと思いました。
モンスター
貧しい家庭で虐待されながら育ったアイリーン・ウォーノスは、幼い頃から身体を売って生活してきました。
そんな生活にも疲れ果て死のうと決意するアイリーン。
そこで一人の女性・セルビーと運命的な出会いを果たします。
セルビーとの暮らしに幸福を感じるアイリーンですが、お金は無くなりやむを得ず再び路上に立つのですが……。
こちらも実話の映画化です。
この映画でシャーリーズは13キロ体重を増やしたりと役作りが話題にもなりました。
辛辣な物語になかなか観直す気にはなれないですが、胸をえぐられた作品でした。
アイリーンの残酷な現実の中でも、彼女は夢や希望を持っていて、もちろん彼女は悪いことをしたので裁かれなくてはならないのだけれども、どうにか救われてほしい……と願ってしまいます。
ヤング≒アダルト
ヤングアダルト小説のゴーストライターであるメイビス・ゲイリーは、高校時代の元恋人バディから子供が誕生したとのメールを受け取ります。
日常に嫌気がさしていたメイビスは、バディが自分との関係に期待を持っていると思い込み、バディとの復縁をもくろみ故郷へと帰るのですが……。
シャーリーズ・セロンがかなりイタイ女を演じています。
強烈すぎて見入ってしまう……でも魅力的(だと私は思う)。
かなりひねくれた人間なので友達になりたいとは思わないけれども。
映画のクライマックス、バディの子供の誕生パーティに集う人々の中、メイビスが一人ぶちまけるシーン。最高です。
タリーと私の秘密の時間
母親として3人の子を育てるマーロは、家事に子育てに疲れ果て体形も崩れています。
そんなマーロの元にタリーという若くて優秀なベビーシッターが現れます。
タリーのおかげで家は落ち着き元気を取り戻すマーロ。
しかしタリーは夜明け前には姿を消し、決して自分の身の上を語りません。
流星のごとく現れたマーロは一体、何者なのか?
シャーリーズ・セロンが『ヤング≒アダルト』の製作チームと再びタッグを組んだ作品です。
脚本は『ヤング≒アダルト』『JUNO』のディアブロ・コーディ。
意外なラストの展開が用意されている一風変わったサスペンス映画でもあります。
ちょっと怖い……。
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あの日、欲望の大地で
ポートランドでレストラン・マネージャーを務めるシルヴィア。
行きずりの男と関係を持つという荒んだ日々を送っているシルヴィアの元に、ある日、娘と名乗る少女マリアが現れます。
一方、ニューメキシコの主婦ジーナは病気で女性としての形を失い苦しみますが、受け入れてくれる男性と出会い不倫の仲に。しかし密会中に火災に遭い……。
別々の物語として観ていたものが終盤につながり、それぞれの女性たちの苦しみを感じ入るかなりえぐられるドラマでした。
本当にシャーリーズ製作主演の映画はえぐられる作品が多い!
『バベル』『21グラム』の脚本家、ギジェルモ・アリアガの長編監督デビュー作です。
アリアガの脚本を読んでシャーリーズが製作総指揮と出演を買って出たとか。
シャーリーズ、本当にいい仕事をしているなぁ。
アトミック・ブロンド
1989年、東西冷戦末期のベルリン。
イギリス秘密情報部MI6の凄腕女性エージェント、ロレーン・ブロートンは極秘リスト奪還を命じられます。
リストを狙ってベルリンに集結する各国のスパイとロレーンが繰り広げる争奪戦。
数々のアクション映画に出演するシャーリーズですが、本作でもそのアクションはキレッキレです。
映画『クライマックス』などに出演するダンサーで女優のソフィア・ブテラとの共演シーンが特に好きです。
二人とも美しい。
アトミックブロンドのフル動画を無料で視聴する方法!パンドラやデイリーモーションは危険?アトミックブロンドの監督デヴィッドリーチとは?ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋
才色兼備の国務長官シャーロット・フィールズは大統領選を目前に、ジャーナリストのフレッド・フラスキーに再会します。
シャーロットはフレッドに選挙スピーチの原稿作成を依頼。
常に脚光を浴びるシャーロットと行動を共にするフレッドは、次第に彼女に惹かれていきますが……。
原題『Long Shot』には、勝つ見込のない候補者という意味もあるらしく、それをフレッドの恋愛と大統領選にもかけているのかな??
シャーリーズ演じるシャーロットの強い女性的な面というのがとてもシャーリーズにフィットしているなーと感じました。
ドコメディになっているのでとても観やすいです。
スタンドアップ
夫のDVが原因で離婚し故郷に帰ってきたジョージ―は二人の子供を養うために炭鉱で働くことを決めます。
しかし男たちの職場である炭鉱で、ジョージ―は冷たい目で見られ、露骨な嫌がらせや卑猥な言葉を浴びせられ、その影響は二人の子供にまで及びます。
そしてジョージ―は男たちに立ち向かおうと、立ち上がります。
実際にあったセクシャル・ハラスメントの集団訴訟に基づく物語です。
記憶に新しい『スキャンダル』のことを思うと、同じ問題が続いているのだということを感じます。
そしてそういった問題をずっと取り上げ続けているシャーリーズ。
フランシス・マクドーマンドとの共演も注目です。
サイダーハウス・ルール
孤児院で生まれ育った青年ホーマーは、父親同然のラーチ院長がひそかに行う堕胎手術を受けに来たキャンディと出会い、孤児院を飛び出します。
リンゴ農園での仕事に就いたホーマーは、収穫人宿舎の“サイダーハウス”で暮らし始め、様々な人々と出会っていきます。
1999年の作品で、シャーリーズは20代前半です。
シャーリーズはホーマーが外の世界に出るきっかけともなったキャンディを演じています。
最近のシャーリーズ出演作品からはあまりイメージのない、心にしみるヒューマンドラマといったところ。
出演作のテイストなどの変化もとても興味深いです。
オールド・ガード
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不死身の兵士たちで構成された組織 “オールド・ガード” は、何世紀にもわたり誰にも知られることなく人々を救ってきました。
ある日、組織を率いるアンディと兵士たちは、何者かに特殊な能力を暴かれてしまいます。
その能力を利用しようとする謎の組織の手段を選ばない脅威がアンディたちを襲います。
Netflix製作の映画です。
不死身であるという超人的な能力を持った役どころ。激しいアクションシーンが見どころです。
シャーリーズの黒髪ハンサムショートがめちゃくちゃかっこいい!
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まとめ
アクション映画からヒューマンドラマ、コメディまで幅広いジャンルの映画に出演するシャーリーズ・セロン。
今回ご紹介した映画の多くは、シャーリーズ・セロンが主人公を演じる女性ならではの痛みや苦しみが描かれているなと感じます。
そんな意義深い映画を作り続けるシャーリーズ・セロンに今後も期待です。
最後までお読みいただきありがとうございました。