LGBTオススメの映画は?名作とコメディを紹介!

バウンド

昨日見た『キャロル』がよかった!ので今回はLGBT映画特集です。

近年LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)が話題になることが多くなり、以前より認識があると思いますが、LGBTをテーマにした映画は以前からあります。

個人的なおすすめの名作やコメディを紹介します!

LGBTの名作映画

ブロークバック・マウンテン

今更私が勧めなくても、とは思いましたがやはり書いておかないと!

映画のはじめはロケ地となったカナダの風景がとにかく美しくて、そこにカウボーイ姿の主演2人がハマってました。

自然が美しいからこそ厳しい環境で、そこで働く2人は友情を深め、恋愛へと発展します。

ブロークバックマウンテンで働いた当時の2人には「つらい労働」だったであろうことが、仕事が終わってそれぞれの生活に戻ってからは「素敵な思い出」に見えてくるのが見事。

まだ同性愛への理解がなかった時代を舞台にしているだけに、「自分自身でいられない生きづらさ」が伝わってきます。

主演2人のうち、お金持ちの娘と結婚した、ジェイク・ギレンホール演じるジャックは、裕福だけれど一人前の男性として扱われないことにジレンマを感じています。

ヒース・レジャー演じるイニスは対照的に生活苦に陥り、しかも同性愛が妻にバレて離婚。
自分のやりたい仕事もできないという、ジャックとは別の「生き辛さ」を感じています。

それぞれの生き辛さや2人の恋愛が胸に突き刺さってくる名作です。

特にヒース・レジャーの演技が素晴らしく、故人となってしまった今、新作が見られないのが本当に残念。そういう意味でも必見です。

 

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マイ・プライベート・アイダホ

男娼たちのロードムービー。
とはいっても、主演の2人はカップルではありません。

主人公の二人キアヌ・リーブス演じるスコットはお金のために体を売るだけでゲイではないし、リバー・フェニックス演じるマイクはゲイだしスコットのことが好きだけど、二人は恋人ではないのです。

ナルコレプシー(発作性睡眠)で度々寝てしまうマイクを兄のように気遣うスコット。

世知辛い世の中に挑むように生きるスコットと、荒れた生活を送りながらも純粋なところがあるマイク。

テンポが独特な映画なのでちょっと見辛いところはありましたが、見終わってみると、ひりつくような青春を描いた映画として忘れられなくなります。

若くして亡くなったリバー・フェニックスが惜しいです。

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バウンド

バウンド

とにかくジーナ・ガーションがカッコイイ!
この映画で彼女のファンになった人も多いでしょう。
かくいう私も(*^^*)

ジーナ・ガーション演じるコーキーと、マフィアの情婦ヴァイオレットが、マフィアから大金を奪おうとするサスペンスです。

LGBTがテーマになっているわけではなく、女性2人が手を取って男性たちに立ち向かっていく姿がスリリングで目を奪われます。

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キャロル

『ブロークバック・マウンテン』と同様、同性愛が認められていなかった時代の物語。
「病気」とみなされていたなんて…

 

娘のプレゼントを買いに来た貴婦人キャロルはデパートの優しい店員テレーズと出会います。
この出会いは、別に女性同士じゃなくても、男女でもどちらでもよかったんだな、と思いました。
2人はきっと、男女でも男性同士でも惹かれ合ったのではないか、と思わせるほど2人の出会いが「運命」だったように感じました。

そう思わせるのは、主演のケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが素晴らしいから。
とにかく2人のキャラクターが素敵です。

 

ケイト・ブランシェット演じるキャロルの生きる指針は「愛」で、ブレることがありません。
娘を思うために時に自分を犠牲にし、テレーズを真摯に愛するからこそつらい決断をしたり…そんな凛とした姿が美しいです。

 

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太陽と月に背いて

太陽と月に背いて
「みんなこの作品を忘れてない?」と思ってしまいます^^;
意外と取り上げられることがないこの作品、主演はレオナルド・ディカプリオです。

レオは詩人アルチュール・ランボーを演じ、同じく詩人のポール・ヴェルレーヌと激しい恋に落ちます。
ヴェルレーヌは妻子がいましたが、美しく才能のあるランボーに惹かれます。

この時代の同性愛は「罪」でした。
ランボーは奔放でしたが、結婚しているヴェルレーヌの葛藤は相当なものだったでしょう。

若かかりし日のレオナルド・ディカプリオが美しいです!

ゴー・フィッシュ

ゴー・フィッシュ

キー・ビジュアルが可愛くて、それだけで映画館に行ってしまった作品。
全編モノクロで、「リアルなレズビアンの世界を初めて描いた映画」と言われてますが、1994年の作品です。

監督、スタッフ、キャストも実際に同性愛者の女性たちだそう。
後から知りました。

ドキュメンタリータッチで、彼女たちの恋愛や日常を描いています。
90年代ってまだLGBTが今ほど認知されていなくて、それなりに苦悩が語られていたとは思うのですが、暗くないです。

 

公開当時の若い自分がこの映画を見て思ったのは「恋愛に同性も異性も関係ないんだな、恋に浮かれたり悩んだりするのは同じ」ということ。

もちろん、世間との関わりの中では同性愛だと苦しむことが多々あるのは承知ですが、そうでなくて恋愛している当事者たちにとっての関係は、ストレートだろうが同性愛だろうが変わらないんだな、と思ったのです。

 

若い時にそう思えたのはよかったです。
そのおかげで、というわけでもないかもしれませんがその後もLGBTに偏見がないです。

「当時の」かもしれませんが、リアルな世界を知るのにおすすめの映画です。

 

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アデル、ブルーは熱い色

アデル、ブルーは熱い色
これは、このブログの読者さんからのおすすめです。
まだ見れてないのが残念(;_;)

 

今時の高校生アデルは友達と恋愛話をしたり、デモに参加したり、ボーイフレンドと過ごしたりしているものの、満たされない気持ちがあります。
ある時、ブルーの髪の女性と知り合い、やがて恋愛関係となり…

 

LGBTの映画というと必ずといっていいくらい紹介される作品ですよね。
キー・ビジュアルが印象的で、私も見なきゃ!と思っています。

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LGBTコメディ映画

フィリップ、きみを愛してる!

フィリップ、きみを愛してる!

ジム・キャリーが好きで見てみたのですが、これがヒット!

実在の天才詐欺師スティーブン・ラッセルと彼の恋人フィリップ・モリスとのラブストーリーなのですが、これがコメディなのだけどピュアでいいんです!

コメディだと思って見ているとラストにうっかり感動しますよ~。

スティーブンの破天荒な生き方と天才的な詐欺の才能、でも愛にピュアなところがあって、しかもこれが実話だというのだからびっくりですよね。

愛のために脱獄を繰り返すスティーブンに感動しちゃって下さい!

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プリシラ

ポスタービジュアルが鮮烈でつい見てしまった、という人も多いのでは?
私はそうでした^^;

アマゾンから発売されたDVDのパッケージはまたちょっと違いますね。

ドラァグ・クイーン3人のロードムービーです。
ド派手な3人が旅をしながらトラブルにあったりしつつも、旅先で現地の人々とふれあい砂漠にあるホテルを目指します。

荒涼として風景の中、原色のドレスで佇むシーンが印象的。
主演の3人は明るいけれど、やはり過去や悩みはあって、それでも続いていく旅は人生そのもの。

後から、フェリシア役がガイ・ピアースだと知ってびっくり!
幅広い俳優ですね。

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3人のエンジェル

オーストラリアで『プリシラ』が当たったならアメリカでも!と作られたのが『3人のエンジェル』。
「ごっつい女性たち」が旅をする、というのは同じですがリメイクではないです。

 

『プリシラ』よりも明るく、セクシャリティやジェンダーに悩むというより女装をコメディの要素に使っている感じです。
とはいっても、同性愛をバカにしているわけではないです。

 

ただ、『プリシラ』は「女装した男性」であることを隠さないのですが、『3人のエンジェル』では本人たちが「男性であることがバレていない」と思っているのがなんとも可愛いです。
旅をする3人が地元の人たちを助けたり助けられたり、と温かみがあって、また見たい、と思える映画。

 

チチ役のジョン・レグイザモは本当に女性と間違われそうな可愛さだけど、パトリック・スウェイジウェズリー・スナイプスは、「よくこの2人に女装させたな」と思いましたよ^^;
『バード・ケージ』のジーン・ハックマン並に衝撃的な女装です。

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アタック・ナンバーハーフ

アタック・ナンバー・ハーフ
見ての通り、「ハーフ」な皆さんがバレーボールで大活躍の映画。
タイの映画ですが、実話が元になっています。

彼女たちがとにかく明るく可愛くて、頑張る姿を素直に応援したくなります。
「なんか面白い映画見たいな~」という時にどうぞ!

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まとめ

個人的におすすめの映画をまとめてみました。
LGBTとちょっとズレるかもしれませんが、『キンキー・ブーツ』や『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』もあったなぁ、と後から思いました。

また、記事を追加するかもしれません!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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