映画『アメリカン・アニマルズ』ですが、驚くことに実話とのこと。
元になった事件はどんなものだったのでしょうか。
また、劇中に描かれる主人公たちが犯罪の教科書にした映画も紹介します!
目次
『アメリカン・アニマルズ』の作品情報
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【原題】American Animals
【劇場公開日】2019年5月17日
【製作年】2018年
【製作国】アメリカ
【配給】ファントム・フィルム
【監督】バート・レイトン
【キャスト】エバン・ピーターズ、バリー・コーガン、ブレイク・ジェナー、ジャレッド・アブラハムソン、他
あらすじ
ケンタッキー州で退屈な大学生活を送るウォーレンとスペンサーは、くだらない日常に風穴を開け、特別な人間になりたいと焦がれていた。ある日、2人は大学図書館に保管されている時価1200万ドルを超える画集を盗み出す計画を思いつく。2人の友人で、FBIを目指す秀才エリック、すでに実業家として成功を収めていたチャズに声をかけ、4人は「レザボア・ドッグス」などの犯罪映画を参考に作戦を練る。作戦決行日、特殊メイクで老人の姿に変装した4人は図書館へと足を踏み入れ……。
引用元:映画.com
元になった事件
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2004年に実際に起きた事件が元になっています。
ケンタッキー州レキシントンにあるトランシルヴァニア大学の図書館が舞台となりました。
図書館にある「アメリカの鳥類」という本は1838年頃に出版されたヴィンテージ本です。
野鳥画家のジョン・ジェームズ・オーデュボンが描いた、傑作と言われている画集。
畳半畳ほどもある大きな紙435枚に実物大の鳥が描かれているのです。
その本は時価1200万ドル(約12億円相当)と言われていました。
大学生のウォーレン・リプカ、スペンサー・ラインハードは友人であるFBIを目指す秀才エリック・ボーサク、実業家として成功を収めていたチャールズ・T・アレン2世に声をかけて強奪を計画します。
大学生2人はわかるのですが、FBIを目指していたり、すでに実業家として成功している人まで犯罪に加わったのは意外ですよね。
単にお金欲しさというだけではなく、スリルや「何か大きなことを成し遂げよう」という気持ちがあってのことでしょうか。
(それなら犯罪ではなく社会貢献にしてほしいけど!)
強盗の計画を練る際に参考にしたのはなんと映画。
その参考にした映画も紹介しますね!
犯罪の教科書にした映画
スナッチ
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86カラットのダイヤを盗んだフランキーはニューヨークのボスに届けようとしますが、途中ロンドンに寄り…
ブラッド・ピットが鍛え上げたボクサーを演じているのも見どころの一つ。
レザボア・ドッグス
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クエンティン・タランティーノが描く、宝石強盗と彼らが破滅していく様子。
強盗団のコードネームがMr.ホワイト、Mr.オレンジなど色を愛称にしているのが面白いです。
オーシャンズ11
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なぜクライム・ムービーは登場人物が多いのでしょう(笑)。
本作のシリーズは特に多いですよね。
元となった映画はシナトラ一家が集まった『オーシャンと十一人の仲間』ですがこちらはクルーニー・ファミリー版といったところでしょうか。
公開当時「よく集めたな」と思ったくらいスター俳優が揃っています。
それだけで見応えありますが、ラスベガスの地下にある金庫から1億5000万ドルを盗み出すとう強盗がテンポよく描かれています。
現金に体を張れ
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『アメリカン・アニマルズ』で主人公たちが真剣にこの映画を見ているシーンがあります。
スタンリー・キューブリック監督の1956年の作品です。
競馬場から200万ドル強盗したジョニーですが、強盗には成功したものの次第に追い詰められていきます。
ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー
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クライム・ムービーを得意とするマイケル・マンの監督デビュー作です。
結婚を機に足を洗おうとするすご腕金庫破りですが、彼を利用しようとする犯罪組織のボスは次々と罠をしかけます。
マッチスティック・メン
ニコラス・ケイジ演じる潔癖症の詐欺師が前妻との間に産まれていた娘の存在を知り、しかもその娘は詐欺師の才能があり…。
ユージュアル・サスぺクツ
5人の犯罪者がそれぞれの立場からある事件について話します。
果たして犯人は誰なのか。
「複数人がそれぞれの立場から一つのことについて話す」というシンプルな構成だけど、描き方が巧妙で引き込まれます。
ケヴィン・スペイシーの演技が見事!
ザ・ドライバー
ライアン・オニール演じるドライバーは強盗の逃走を助けるプロの逃がし屋です。
彼を追う刑事と、美人賭博師も現れ…
「プロの逃がし屋」って『ベイビー・ドライバー』『ドライブ』も同じですが、昔からある設定なんですね。
それだけ実際の犯罪現場にもいるのでしょうね。
犯罪者と刑事だけならわかりますが、そこに美人賭博師が関わってくるって面白いです!
明日に向かって撃て!
実在の犯罪者ブッチとサンダンスを描いた映画。
銀行強盗を繰り返しながら夢を追い自由に生きる2人ですが、やがて時代に取り残されていきます。
スティング
軽快な主題歌が有名ですね。
昔よくレコード(!)で聞きました。
ロバート・レッドフォード演じる若い詐欺師ジョニーと、ポール・ニューマン演じる伝説の賭博師が組んで騙し騙されの展開を繰り返します。
見ている方まで騙されてしまいますが「やられた!」と気持ちのいい騙され方なんですよね。
詐欺師をテーマにした映画は多くありますが、その古典のような映画ですね。
男の争い
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タイトルそのもの!
詐欺師や強盗というよりギャングの抗争に近い感じかしら。
戦いに加え女性も絡み、より男性好みの映画だと思います。
華麗なる賭け
大富豪トーマス・クラウンの裏の顔は優雅な強盗。
保険会社の調査員ビッキーは調査を進めるうちトーマスを犯人と目星をつけるものの彼に惹かれていきます。
1999年には『トーマス・クラウン・アフェア』としてリメイクされ、近年ではマイケル・B・ジョーダン主演で再リメイクの話題もありましたが、まだ実現の報道はないですね。
まとめ
・『アメリカン・アニマルズ』の元になったのはトランシルヴァニア大学の図書館からヴィンテージ本が盗まれた事件。
・事件の犯人たちが参考にしたのは映画『レザボア・ドッグス』『オーシャンズ11』『現金に体を張れ』など多数。
>>アメリカンアニマルズのフル動画を無料で視聴する方法!パンドラやデイリーモーションは危険?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!