『怪盗グルーの月泥棒』は2010年公開、イルミネーション・エンターテイメント制作のアニメ映画です。
いまや大人気となった「怪盗グルー」「ミニオンズ」シリーズの第一弾作品となります。
今回はその『怪盗グルーの月泥棒』のあらすじとネタバレをラスト結末まで紹介いたします。
作品を未視聴の方はご注意下さい。
『怪盗グルーの月泥棒』あらすじ
グルーは人に意地悪してばかりの中年泥棒。黄色い謎の生命体ミニオンズを従えて悪事をはたらいています。
最近は大きな仕事(泥棒)もなくパッとしないところに、エジプトのピラミッドが盗まれたというニュースを聞き面白くありません。
一つ大仕事を、と月泥棒を計画している時、ひょんなことから孤児院で暮らす三姉妹を引き取ることになり、グルーの生活は一変。
ピラミッドを盗んだライバル泥棒ベクターと戦いながら、三姉妹に振り回されつつ、グルーは次第に子どもたちと心を通わせます。
『怪盗グルーの月泥棒』の感想とネタバレ
子供に見せようと思って家で一緒に見ましたが、ガッツリ私も引き込まれました!
ひねくれた性格で意地悪ばかりしていたグルーが、次第に純真な子供たちと心を通わせるという子供向け映画の王道ではありますが、大人でも楽しめます!
主役のグルーの声を、日本語吹き替えでは笑福亭鶴瓶が担当しています。
評価は賛否両論みたいだけど、私は好き!
吹き替えなのに鶴瓶さんのいつもの関西弁なのはびっくりしたし、否定派は「鶴瓶の声が合ってない、鶴瓶にしか聞こえない」という意見もわからなくもないです。
でも個人的には、悪者だけど憎めなくて温かみのあるキャラクターに鶴瓶さんの声はぴったりだと思います。
それから、ミニオンが可愛い!
ミニオンっていうのは、映画に終始出てくるうじゃうじゃいる黄色いヤツです。
グルーが「バナナから作った」みたいなことを言うけれど、実際は人間が誕生する前から存在している生命体だということがスピンオフの「ミニオンズ」でわかります。
このミニオンたちがわけのわからない言葉ではしゃぎながらイタズラばかりしているのだけど、その様子が小さい子供みたいでとにかく可愛い!
グルーの手下みたいだけど、役に立っているのかどうなのかわからないしふざけてばっかり。
でも、子どもたちがピンチになると危険をかえりみず助けたりする一面も。
孤児院で暮らしていた三姉妹は、グルーのライバル、ベクターの家に忍び込ませるためにグルーが引き取るのだけど、なんせグルーは子供なんて好きじゃないからうまくいかない。
でも、あることがきっかけで仲良くなります。
遊園地で末っ子のアグネスが射的でユニコーンのぬいぐるみを取りたい、というけれどなかなか取れないし、店員は意地悪。
その店員の態度が気に入らないグルーは、射的場のおもちゃの銃じゃなくて自分の武器で射的の的どころか店ごとふっとばしてぬいぐるみをアグネスにとってあげます。
やってることはメチャクチャなんだけど、子どもたちは喜んで、グルーも感謝されて満更でもない感じ。
そこで一気に信頼関係ができて仲良くなるっていうほのぼのしたシーンがいいです。
アグネスの吹き替えは芦田愛菜ちゃんが担当してます。
映画の公開時にハリウッドで6歳を迎えたというから、この吹き替えをしていた時はまだ5歳!?
ベテランの声優さんが子供の声を担当したのかな?と思われそうなくらいしっかりした吹き替えです。
すっごくかわいくてアグネスにぴったりです。
それから、グルーが月泥棒をしようとする背景にはお母さんに認められたいという気持ちがあって、男児の母としてはジーンときます。
子供の頃から「こんなすごいことができたよ!」と母に見せても全然ほめてもらえない。
ダンボールでロケットを作っても、それが本格的な打ち上げ式になっても全然。
その子供の頃の健気な姿がなんともいじらしくて「だからこんな意地悪でつるっぱげになっちゃったのよ、お母さん!」と言いたくなってしまう。
いや、つるっぱげは余計か。
ライバルのベクターも似たようなもので、銀行を経営しているお父さんに認められたい、と思っています。
こういうところ、親も子も感情移入して見ちゃうなぁ、と思います。
ちなみに、そのベクターのお父さんが経営する銀行についてトリビアがあります。
この映画が作られたのはリーマンショックが世界的に衝撃を与えていた頃なんです。
通常の銀行業務を行う裏で悪党銀行も経営しているのだけど、その悪党銀行の看板に「FORMERLY LEHMAN BROTHERS」って書かれてる!
映画ではちらっと映るくらいだけど、ちゃんと文字は認識できます。
いいの!?とは思うけれど、シャレが効いてて面白いと思いました。
『怪盗グルーの月泥棒』のラスト結末
『怪盗グルーの月泥棒』のラストは、タイトル通りグルーが月を盗むことに成功します。
でも、計画が成功したのにグルーは満たされません。
なぜなら月泥棒実行の日は子供たちのバレエの発表会の日だったから。
グルーは発表会を見に行く約束をしていたのに間に合いませんでした。
いつの間にか、泥棒として成功するより子供たちのほうが大切になっていることに気づくグルー。
落ち込んでいると、子供たちがベクターにさらわれてしまいます。
今度こそ間違わない、子供たちを助ける!そう心に誓ってグルーは助けに向かいます。
子供たちと気持ちが通い、取り戻したグルーは正式に姉妹を引き取り、寝る前に自作の絵本を読んで聞かせます。
この本がまた自分と子供たちの素敵なお話になっていてグッときます。
みんなが幸せに眠りにつく頃、月ではヘクターが一人取り残されているのでした。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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