ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘であるリリー=ローズ・デップ、ナタリー・ポートマンが美人心霊術師を演じる映画『プラネタリウム』を見ました。
あらすじと感想を、ネタバレを含んでお伝えします!
概要は知りたいけれどネタバレは知りたくない!という方は「作品情報」と「あらすじ」までご覧下さい。
そこから先はネタバレを含みますのでご注意下さいね!
『プラネタリウム』の作品情報
【原題】
PLANETARIUM
【公開】
2017年9月23日(土)
【監督】
レベッカ・ズロトヴスキ
【キャスト】
ナタリー・ポートマン、リリー・ローズ・デップ、ルイ・ガレルほか
あらすじ
1930年代、パリが最も華やかだったとき。アメリカ人心霊術師のローラとケイトのバロウズ姉妹は、憧れのパリへと向かう。美しく聡明な姉のローラはショーを仕切る野心家で、好奇心旺盛で純粋な妹のケイトは自分の世界に閉じこもりがちな少女。ショーでは死者を呼び寄せる降霊術を披露し、話題の美人姉妹として活躍し金を稼いでいた。そんな2人の才能に魅せられた映画プロデユーサーのコルベンは、世界初の心霊映画を撮影しようと姉妹と契約する。果たして姉妹の力は本物なのか?見えない世界を見せられるのか?姉妹の運命が狂いだす―。
引用元:『プラネタリウム』公式サイト
『プラネタリウム』のネタバレと感想
この物語にはモデルがあり、アメリカで実在したフォックス三姉妹というスピリチュアリズムの先駆者がいます。
また、フランスの映画プロデューサーベルナール・ナタンもモデルとなっています。
この映画、とにかく美術が素晴らしかったです!
1930年代のパリが舞台とあって、豪華絢爛。
出演者の衣装、髪型はクラシカルで美しいし、何度も出てくるパーティのシーンはなんともゴージャス。
単にお金をかけた豪華さではなく、細やかなデザインに見とれてしまいます。
さて、ここから先はネタバレになりますのでご注意下さいね!
それから、私は日本語字幕なしで見ているので、理解ができていない部分があります。
ご承知おき下さい。
『プラネタリウム』のネタバレ
物語はナタリー・ポートマン演じるローラとリリー・ローズ・デップ演じるケイトの姉妹が舞台で降霊術を披露しているシーンから始まります。
ショーの見られるバーのような場所で、ローラが進行を担当し、降霊の場を作っていき、一人の女性を舞台に引き上げます。
妹のケイトが意識を失ったような状態になり、霊と交信を始める、というショーを見せます。
舞台の後は、成功だったらしい様子で、お客と交流を持つ姉妹の様子が見られます。
そこで年配の男性アンドレ・コーベン(エマニュエル・サリンジャー)が二人をスカウトします。
彼は映画プロデューサーでした。
二人を自宅に招き、自分自身で霊との交信を体験し、感動の涙を流します。
姉妹を映画に出演させ、本物の霊との交信を映画に撮ろうと撮影を始めます。
華やかな映画の世界が広がります。
夜はパーティで大人の世界に入り込む姉妹。
クラシカルな衣装と豪華な邸宅、見ているだけでうっとりしました(*^^*)
酔っ払った姉妹とアンドレが雪の中はしゃぐシーンは必見です。
この辺りが映画の中で絵的に一番見せたかった部分じゃないかな、と思います。
しかし、徐々に雲行きが怪しくなります。
戦争が始まります。
そして、映画についてもスポンサーが離れていきます。
実際に霊との交信を体験し、姉妹の才能と魅力に惚れ込んでいるアンドレは映画に精力的で「お金じゃないんだ!」と力説しますが、周りはそうは思いません。
姉妹の間にも溝がうまれます。
降霊の技術は妹のケイトが優れ、姉のいない場所でアンドレと二人手をとってセッションしている姿を見たローラは嫉妬します。
映画のキモとなる、実際の降霊のシーンが撮影されました。
ケイトには、電気的な装置がつけられ、アンドレと手をつなぎ実際にセッションしているシーンを撮影させます。
アンドレはセッションを体験しているわけですが、映画に写っているのはセッションしているケイトとアンドレだけです。
それにケイトはその装置のせいか、降霊の負担が大きく、倒れてしまいます。
アンドレは詐欺師よばわりされ、映画は暗礁に乗り上げました。
そして、スポンサーから避難を受け、逮捕されてしまいます。
時が経ち、ローラはアンドレと交流のあった女性と会い、近況を話します。
ケイトは死んでいました。降霊の負担が大きかったのでしょうか。
誰も幸せにはなりませんでした。
暗い雰囲気になりますが、ローラは女優となり未来を見つめます。
『プラネタリウム』の感想
一言で言うと、雰囲気を楽しむ映画、でしょうか。
退屈はしませんでした。
始まりの降霊ショーに始まり、パリでの華やかな生活、映画の撮影シーンなど見どころに欠きません。
先に書いたように、美術や衣装がステキなので女性は惹きつけられると思います。
テンポも悪くありません。
ただ、気になったのは…これって降霊・心霊術がテーマじゃないの??
単に「そういう能力がある」という設定があるだけで、その部分に踏み込んでいないのです。
後半にアンドレがセッションで見ている内容が映像として出てきますが、あまりそこは重要でない感じです。
映画の核心の部分ではないです。
だとすると、なぜこの能力がある姉妹を主人公にしたのだろう、と疑問が残ります。
テーマとして、降霊の能力のあるミステリアスな美人姉妹、映画プロデューサー、華やかな時代のパリ。
そんなキーワードをつなげた映画、という印象が残りました。
とはいっても、私が英語を理解しないだけで(英語の字幕はありました。言葉はフランス語も多いです)、もっとわかれば違ったのかもしれません。
日本でも公開されたら再度日本語字幕で視聴しようかな、と思います(*^^*)
心霊術姉妹のナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップの演技はよかったです。
ナタリー・ポートマンは言わずもがな、というかいつも通りの素晴らしさなのですが、個人的に初見のリリー=ローズ・デップは好演でした!
野心家の姉に対し、純粋で無邪気なケイトを嫌味なく演じていました。
好きでない点の感想を色々書きましたがこの二人を見るだけでも価値はあるなぁ、と思います。
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映画『プラネタリウム』は雰囲気を楽しむ映画。
おしゃれで美術と衣装が美しい!
好き嫌いは人に依るけれど、駄作ではない。
理解できていなさすぎる^^;
映画を観て、感じるものは人それぞれ違うとは思いますが、あまりにも………笑
ゆ様
コメントいただきましてありがとうございます!
私は英語、フランス語ともにわかっていないのに字幕なしで見てしまったので
今度字幕ありで再見しようと思います。
よろしければ、ゆ様のご感想も聞かせていただけると嬉しいです(^^)