映画『フロントランナー』ですが主人公ゲイリー・ハートとはどのような人物なのでしょうか。
「フロントランナー」の意味や、実話となったスキャンダル、モデルとなったゲイリー・ハートについてふれていきます。
『フロントランナー』の作品情報
【原題】The Front Runner
【劇場公開日】劇場公開日 2019年2月1日
【製作年】2018年
【製作国】アメリカ
【配給】ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
【監督】ジェイソン・ライトマン
【キャスト】ヒュー・ジャックマン、ベラ・ファーミガ、J・K・シモンズ、アルフレッド・モリーナ、ケイトリン・デバー、他
あらすじ
1988年アメリカ大統領選挙。ゲイリー・ハート上院議員は、史上最年少の46歳で民主党の大統領候補となり、予備選で最有力候補として一気に躍り出た。その若さからジョン・F・ケネディの再来と称され、大衆からも愛されていたハートの状況を一変させる出来事が起こる。アイアミ・ヘラルド紙の記者が入手したハートに関する「ある疑惑」。このスキャンダルが一斉に報じられたことで、ハートの支持率は急落し、予備選の当落線上から姿を消すことになってしまう。
引用元:映画.com
「フロントランナーの意味は?
文字通り「先頭を走る人」、競争などで「リードしている人」という意味があります。
ですが、映画『フロントランナー』では「選挙における最有力候補」という意味が該当します。
あらすじにもある通り本作の主人公ゲイリー・ハートは1988年アメリカ大統領選挙で最有力候補となっていたので、そのことを指しているのですね。
わかりやすいタイトルです。
実話のスキャンダルの内容は?
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まず、本作の主人公ゲイリー・ハートが46歳という若さで大統領候補となっていたということ自体がすごいですよね。
当時は「ジョン・F・ケネディの再来」なんて言われ国民に愛されていました。
若くハンサムでカリスマ性があって…と政治家の前に男性としても人を惹きつけていたと思います。
そんな魅力があるゲイリー・ハートはさぞ女性にもモテたことでしょう。
実際、女性が放って置くわけがなく、スキャンダルへと発展してしまいます。
しかし、この時のゲイリー・ハートはタイトル通り大統領選の最有力候補でした。
当時のアメリカは大きな変化にありました。
というのも、民主党は現職のレーガン大統領に大敗しましたが、そのレーガン政権もイラン・コントラ疑惑でイメージが低下していました。
ちなみに、このイラン・コントラ疑惑の一面を描いた映画が『バリー・シール アメリカをはめた男』です。
>>バリーシールとはどんな人物?生涯と死因、エスコバルとの関係は?
>>バリーシールアメリカをはめた男(字幕吹き替え)の動画を無料で視聴する方法
話がそれました^^;
スキャンダルが報道されたゲイリー・ハートですが、意に介さず当初はコメントも出さなかったそうです。
昔は「英雄色を好む」なんて言われていました。
「仕事ができる男はちょっと女性関係が乱れても仕方ないでしょ」という風潮があったのだと思います。
きっと、ゲイリー・ハートも少しくらいのスキャンダルなら払拭できる、と考えていたのでしょう。
ところが、世論はそうではありませんでした。
このスキャンダルによって彼の支持率は急降下したのです。
その後、ゲイリー・ハートは不倫を否定し、夫人まで登場し一緒にスキャンダルを否定しました。
しかし、不倫相手を膝に載せて撮った写真まで公開されるとゲイリー・ハートは出馬を諦めるしかありませんでした。
ゲイリー・ハートはそれまで女性の権利を強調してきました。
それだけに不倫という妻を裏切る行為は致命傷だったのでしょう。
『フロントランナー』はスキャンダルだけじゃない
注目すべきは単に「政界のスキャンダル」ではありません。
本作の見どころだと思うのですが、ゲイリー・ハートとその妻との関係、愛人と言われたドナについてです。
ゲイリー・ハートの妻リー・ハートは傷つきながらも夫をサポートするのです。
私なら絶対できない!
悲劇のヒロインになってふさぎ込んでしまいそうです(T_T)
当時、そんな妻の姿は表に出てこなったでしょう。
それに、ドナだって傷つきました。
「政治家を翻弄する女性」として叩かれたでしょうが、実際はどうだったのでしょう。
本作を見たドナ本人は「30年たってやっと与えられなかった声が与えられてた」と思ったそうです。
スキャンダルだけでない、渦中の人物たちの心情が描かれています。
ぜひ注目して見たいですね!
まとめ
・「フロントランナー」は「最有力候補」。
・本作はスキャンダルだけでない人間ドラマにも注目!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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