映画ビッグのあらすじと感想!ラスト結末をネタバレ

ビッグ

1988年制作。ペニー・マーシャル監督のアメリカ映画。

1996年にはブロードウェイでミュージカルとなり、1998年には唐沢寿明主演で日本でも上演された。

『ビッグ』のあらすじ

12歳の少年ジョッシュはごく普通の男の子。楽しみにしていた移動遊園地に遊びに行くが憧れの女の子シンシアはボーイフレンドと一緒で、自分は身長制限でジェットスターに乗れない。

面白くないジョッシュは、願いを叶えてくれるゾルターという怪しげな機械の人形に「大きくなりたい」と言ってコインを入れると「願いは叶えられた」と書かれた紙が出てくる。

しかし、機械はコンセントにつながっていなかった。

翌日目を覚ましたジョッシュは大人になっていた。ゾルダーに打ち明けた願いが叶ったのだ。母親は大きくなったジョッシュを、ジョッシュを誘拐した犯人だと勘違いして家から追い出す。

ジョッシュは仕方なくニューヨークに行き、生きていく場所を探しておもちゃメーカーに就職する。

中身は子供のままのジョッシュは、子供の発想でヒットを飛ばし、会社で出世し、大人の女性とも付き合い始める。

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『ビッグ』の感想(ネタバレ注意)

若き日のトム・ハンクスが出世した一作目じゃないでしょうか。

「スプラッシュ」もヒットしたけれど、ダリル・ハンナの相手役というか、「人魚と恋に落ちる青年」だったのに対し、「ビッグ」はまさにトム・ハンクスなしでは成り立たない映画。

当時、テレビで放映されたこの映画をビデオテープに録画して何度も見ました。そのうち、序盤のピアノの音が聞こえるだけでなんだか切なくなっていたものです。

12歳の少年がある日突然、体だけ大人になってしまうというSFチックな設定だけど、単にコメディに終わらず、少年の成長や彼に恋する大人の女性、一緒に働く会社の同僚も絡めたドラマに仕上がっています。

「早く大人になりたい」という願いは、子供の頃誰しも一度は願ったことがあるのではないのでしょうか。ジョッシュはそれが叶ってしまったのです。

しかも、願った翌日突然に。

願っていたはずなのに、ジョッシュは困惑し、母親には追い出されて散々な目に遭います。まぁ当然ですが^^;

わかってくれるのは親友のビリーだけ。

子供の時のジョッシュとビリーは近所に住んでいたのでトランシーバーで連絡を取っていました。このシーンはワクワクします。

親友とトランシーバーで連絡が取れるなんて素敵だなぁ、と思って見ていました。当時はスマホどころか携帯電話さえ普及していない世の中でしたから^^;

うまいことおもちゃメーカーに就職したジョッシュが会社のパーティに参加するシーンもいいです。なんとジョッシュは白いスーツを来ています。何かのキャラクターのようです。

きっとジョッシュなりの正装だったと思いますが、みんなに好奇の目で見られます。でも、後に恋人となるスーザン(エリザベス・パーキンス)だけは違いました。「他の人とは違う素敵な人」として見てくれます。

この、スーザンとの関係が本当に素敵で当時は憧れました。ジョッシュはスーザンを気に入って自分の住んでいる部屋に誘います。

スーザンは男性に誘われたのですからそれなりの覚悟を持って行くのですが、ジョッシュはビリーを家に呼ぶのと同じ感覚で、トランポリンを自慢したり「どっちが上に寝る?」なんてドギマギするようなことをいうけれど、それは「二段ベッドの上か下か」なんです。

スーザンは「本当に寝るだけなのね」と安堵したりがっかり(?)したりするのですが、ジョッシュはマイペースです。この二人の温度差がなんともコミカルです。

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そんなジョッシュでしたが、段々と大人の世界に馴染んでビリーとも距離ができます。そのはずです。ビリーは子供の世界を生き、ジョッシュはいち早く大人の世界に行ってしまいました。

トランポリンで喜んでいたジョッシュは大人になり、スーザンとも大人の男性として付き合うようになります。

社長ともふとしたことで知り合い、気に入られてヒットを飛ばすようになります。

このシーンは有名ですね!30年たった今でも名シーンだと思います。ミュージカルは見ていませんが、きっとこの場面は盛り上がるんでしょうね(^^)

『ビッグ』のラスト結末

ビリーと溝ができて、自分が精神的にも大人になり、ジョッシュは大人の姿のまま生まれ育った街を訪れます。

今まで自分が遊んでいた場所を見て、憧れていた女の子を見かけますが、大人になった自分には随分子供に感じます。

でも、やっぱり大人になり切れていないのです。会社でも子供な発言をして同僚からバカにされたり、自分を目の敵にする同僚とスカッシュの試合から乱闘になると泣きじゃくって恋人に手当してもらったり。

なんだかそんな姿がいたいけで、トム・ハンクスは大人なのに本当に子供のようにみえるんです。名優だなぁ。

そして、ついに恋人に本当の自分を打ち明けなければいけない時がきました。本当はまだ12歳なんだ、と。

探していたゾルダー人形が近所にやってくる日がわかったのです。子供に戻る日がやってきて、ジョッシュはスーザンに打ち明けました。

当然ながらスーザンは信じてくれず、自分と別れたい言い訳なんだと思い、怒ります。

ビッグ

でも…今までの子供っぽいジョッシュの行動が、もし本当に子供だとすれば合点が行くのです。スーザンは慌ててジョッシュを追いかけますが、ジョッシュは「子供に戻りたい」とゾルダーに願いをかけた後でした。

二人はすべてを理解し、静かに話をします。そして、スーザンはジョッシュを生まれ育った家に送ります。

ビッグ

二人はさよならを言い、スーザンは車からジョッシュを見送りますが、ハッとします。

もうこのシーンが切なくて(;_;)

後ろ姿を向けて歩くジョッシュは子供に戻っていました。

でも、来ていた服は大人のものなので、ブカブカなんです。大きな服を来て子供の世界に戻っていくジョッシュ。

かつての恋人が本当に子供で、自分が届かない世界に戻っていくのを見届ける女性の気持ちを思うと、見る度に泣けてきます(T_T)

きっと、恋人だけタイムスリップして違う時代に行ってしまったような感じじゃないかしら。

この映画を初めて見たのは14歳くらいだったのに、なぜ大人のほうに感情移入してるんだ、自分!

まとめ ゾルダーのトリビア

この映画で「大人になりたい」というジョッシュの願いを叶える機械仕掛けの占いマシーンのようなゾルダー人形ですが、本当に存在するようです!

画像を見たところ、表記は「ZOLTAR」なので正しくは「ゾルター」でしょうか。

現代のゾルダーはコインではなく1ドル紙幣を入れるようです。「願いを叶えてやろう」みたいなことを言うようですが、出て来るカードには占いの紙みたいです。

しかも…このゾルダーは販売されていて価格は5000ドル程度。うーん、ゾルダー安いな^^;

いつかアメリカに行くことがあったら探してみたいです。

この映画は男女問わず、子供も大人も楽しめると思います。私も今度子供と見てみようと思います(^^)

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