『デイ・アフター・トゥモロー』は異常気象に翻弄される人間を描いたパニック映画ですが、あの異常気象は現実に起こるのでしょうか。
温暖化と氷河期という一見相反する現象が本当に起こるのか、調べてみました。
映画の異常気象が現実に起こるとしたらどんな理由?
映画では「地球温暖化によって世界各地で異常気象発生。海洋大循環の変動が起こり巨大な寒冷低気圧発生し地球は氷河期に突入」という流れで描かれていました。
「大西洋子午線逆転循環」と呼ばれる海洋循環が崩れることで地球が破壊的な影響を受けることが描かれています。
この大西洋子午線逆転循環ですが、カリブ海の水を北へ運び、そして北の冷たい水を南に移すことでヨーロッパや東海岸を暖かくしています。
この循環が崩れてしまうと15〜20年間気温が下がる地域があるそうです。
どのくらい気温が下がるかというと、地域によっては最大で8.4〜11.2度、ヨーロッパ北西部では、2.8〜3.4度ほど下がると考えられています。
ただ、映画で描かれていた他の現象、例えば大きな雹が降ってきたり複数の竜巻が起きて壊滅的な被害を与えたりということが起きるかどうかは疑問視されているようです。
とはいっても氷河期だけでも相当ダメージありそうです(-_-;)
太陽の活動が現在の60%に減少!
『デイアフタートゥモロー』鑑賞。
地球温暖化により世界の各地が異常気象に見舞われてしまう。津波、竜巻、異常寒波など、観ていてお腹が痛くなってくるくらい寒〜い映画。
全面雪景色は美しい映像だけどこんな事が本当になったら生き延びれない。 pic.twitter.com/EJklTIQaa6— 映画好きなエミリー (@Emily_TKlove) 2017年1月27日
先の「温暖化による異常気象から海洋大循環が氷河期を引き起こす」とは別の理由で「2030年、世界は氷河期に突入する」とイギリスのとある大学の研究チームが発表しました。
2030年なんていう具体的な数字が出てくると真実味があって怖くなりますね^^;
その理由は「太陽の活動が現在の60%までに減少する」というもの。
実際、NASAの太陽観測衛星「ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)」が太陽活動の停滞を観測しています。
太陽活動の指標とみられる太陽黒点が観測されなかった時期があり、予測していたより早いペースで太陽活動が弱まっているようです。
そのことで氷河期が近づいていると考える科学者たちもいます。
しかしなぜ2030年なのかというと、太陽活動には周期があり、その第26周期に当たるのが2030年なのです。
その時「マウンダー極小期」と呼ばれる期間になるようです。
どういった現象が起こるかというと1645~1715年のマウンダー極小期にはロンドン橋付近のテムズ川が凍結したそうです。
普段なら凍らない河川が凍ったり、雪原の雪が年間通して残ったりします。
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映画が現実になったら?
「温暖化」と「寒冷化」で現象は違いますが、両方とも原因は違えど起こりうる可能性はあるようです。
そして、行き着く先は両方とも氷河期。
映画のようなことが現実になったらあなたはどうしますか?
『デイ・アフター・トゥモロー』では、古代気象学者のジャックを父に持つ高校生サムがクイズ大会に出場するためニューヨークに行きます。
そこで異常気象が発生します。
「高いところに行ったほうが安全」と判断しサムは仲間を連れて高台の図書館に避難します。
しかしそこでは「外に出たら凍死する。ここで暖を取って救助を待とう」と呼びかけるサムに対し「ここで生き残れる保証はない。食料だって少ない」と言う人達もいます。
どちらが正しいかはわからないし、冷静に判断し落ち着いて行動しなければいけませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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