映画キングオブオイルは実話!実在のモデルマークリッチとは?

かえるの王子

実在の相場師マーク・リッチをモデルに映画『キング・オブ・オイル(原題)』が制作されます。
映画の情報はまだ少ないのですが、今回はそのマーク・リッチについて紹介します!

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モデルとなったマーク・リッチとは

 

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マーク・リッチは1934年12月18日にベルギーで生まれました。

ユダヤは金融に強いと言いますが、彼もユダヤ人です。
ナチを避けるために1941年に家族でアメリカに渡りました。

成長したマーク・リッチはニューヨーク大学に進学するもののすぐに退学し、ディーラーとして働き貴金属取引で才能を顕にします。

1974年には商品取引会社のマーク・リッチを創業しました。
この会社は後にグレンコア社となります。

キング・オブ・オイル

イランからイスラエルへ、石油を輸送して供給し、2国間の非公式な仲介者となりました。
当時、アパルトヘイト政策を行い経済制裁を受けていた南アフリカへは20億ドル相当の石油を販売しました。

また、1970年代のオイルショック時には原油取引で巨額を手に入れました。
『キング・オブ・オイル』と呼ばれる所以ですね。

脱税・不正・起訴

金属投機や石油で大儲けしたマーク・リッチですが、1983年にはアメリカの検察から起訴されます。
脱税や石油の不正な取引の疑いのためです。

起訴当時マーク・リッチはスイスにいて、FBIの指名手配犯リストに名前が載りアメリカには帰れなくなりました。
1984年には欠席裁判となり、有罪判決を受けました。

恩赦を買う?

2001年、クリントン大統領から恩赦が与えられました。
その時、クリントン大統領の任期が終了する数時間前でした。

滑り込みセーフな感じですが、マーク・リッチの元妻が民主党に100万ドル以上献金していたので、「恩赦を買ったのでは?」と囁かれました。
当然の疑いですよね。

恩赦の裏ではイスラエル政府からの働きかけ、名誉毀損防止同盟(マーク・リッチが献金)からの圧力もあったとされています。

フセインと協力そして死去

恩赦となったマーク・リッチですが、その後すぐにサダム・フセインと協力し石油・食料交換計画の事業を行っています。

2013年6月26日にスイスの自宅近くの病院にて亡くなりました。

黒い噂がいっぱい

表に出る華々しい経歴の裏には黒い噂もたくさんあります。

・ロシアで麻薬の販売を行っていた。

イラン・シリア・ロシアの要人の機密情報をアメリカに提供していた。
(だから恩赦になった?)

プーチン大統領を操り大統領にさせた。

実際のところはどうだったのでしょう。

『キング・オブ・オイル(原題)』のキャスト

 

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主人公マーク・リッチはマット・デイモンが演じることになりそうです。
出演交渉中との情報が流れてから久しいのですが、まだ決定のニュースはないですね。

代表作は『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』『リプリー』『「オーシャンズ11』シリーズ『ジェイソン・ボーン』シリーズなど。

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『キング・オブ・オイル(原題)』のプロデューサー

 

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プロデューサーを務めるのはジョン・クランスキーです。
2018年に大ヒットとなった『クワイエット・プレイス』の監督を努め、妻エミリー・ブラントと共に同作に出演しました。

主演のマット・デイモンとは、彼が主演の『プロミスト・ランド』で共演、また共同で脚本を執筆・製作しています。

パートナーシップを築いているので、本作でも息のあったところが見られそうですね。

ジョン・クランスキーは俳優としてキャリアをスタートしましたが、製作・監督・脚本業にも力を入れ、製作総指揮を努めた『マンチェスター・バイ・ザ・シー』はアカデミー賞作品賞を受賞しています。

『キング・オブ・オイル(原題)』はユニバーサル・ピクチャーズが、ジョン・クランスキーの制作会社サンデー・ナイト・プロダクションズのために映画化の権利を獲得したとのこと。

どれだけ期待されているかわかりますね!

出演は『デトロイト』『だれもがクジラを愛してる。』『恋するベーカリー』『かけひきは、恋のはじまり』など。

原作・関連本を紹介

映画『キング・オブ・オイル(原題)』の原作は同名のマーク・リッチの評伝となります。

単に大金持ちの伝記、というものではなく世界を動かしていた人物についての本なのですごく面白そうです。

残念なのは、現在は取り扱いがないということ。

まだ先になりそうですが、映画が公開され、日本での公開も決まったら再販されるかもしれません。
それまで待ちましょう!

映画の原作ではないのですが、マーク・リッチについて書かれた本としては『メタル・トレーダー』もあります。

マーク・リッチは金属の投機で才能が開花したことから「メタル・トレーダー」なんですね。

『キング・オブ・オイル』と合わせて読みたいですね。

こちらもやはり現在は取り扱いがないので、再販を待ちましょう!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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