ジェニファー・ローレンスの妖艶さが話題の映画『レッド・スパロー』ですが、タイトルにはどのような意味が込められているのでしょう。
また、原作の小説についても紹介します。
『レッド・スパロー』の作品情報
【原題】Red Sparrow
【劇場公開日】2018年3月30日
【製作年】2018年
【製作国】アメリカ
【配給】20世紀フォックス映画
【監督】フランシス・ローレンス
【キャスト】ジェニファー・ローレンス、ジョエル・エドガートン、マティアス・スーナールツ、シャーロット・ランプリング、メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェレミー・アイアンズ、キアラン・ハインズ、他。
あらすじ
事故でバレリーナになる道を絶たれたドミニカは、ロシア政府が極秘裏に組織した諜報機関の一員となり、自らの肉体を使った誘惑や心理操作などを駆使して情報を盗み出す女スパイ「スパロー」になるための訓練を受ける。やがて組織の中で頭角を現したドミニカは、ロシアの機密情報を探っていたCIA捜査官ナッシュに近づくというミッションを与えられる。接近したドミニカとナッシュは互いに惹かれあいながらも、それぞれのキャリアや忠誠心、国家の安全をかけてだまし合いを繰り広げていく。
引用元:映画.com
「レッド・スパロー」の意味
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— Palace Nova Cinemas (@PalaceNova) 2018年3月17日
直訳すると「赤いスズメ」ですよね。
これだけでは意味がわかりません^^;。
「赤い」「スズメ」がそれぞれ何を意味しているのか考えます。
スズメの意味
主人公の女性スパイの呼び名が「スパロー」。
つまり「スズメ」です。
女性スパイを総称して「スパロー」と呼んでいるのかは謎です。
なぜスズメなのかはわからないのですが、スズメは小さくてどこにでもいる鳥で、近くでチュンチュン鳴いていても「スズメがいるなぁ」というだけで気にならないですよね。
もしかしたら、そのように「疑われず潜入できる」という意味で使われているのかもしれません。
また、米軍のミサイルに「スパロー」というものがあります。
ミサイルなのに可愛らしい名前ですよね。
スズメという可愛いイメージに反して大きな破壊力、という意味があるとしたら、映画の女性スパイのイメージにかぶりますね。
レッドの意味
主人公はロシアのスパイです。
赤は社会主義や共産主義を象徴的に現していますよね。
以上を踏まえると「ロシアの女性スパイ」という意味で「レッド・スパロー」という言葉が使われているのだと思います。
ネタバレ紹介
簡単なあらすじのネタバレをしますね!
映画をご覧になっていない方はご注意下さいね。
***
有名なロシアのバレリーナとして活躍していたドミニカ・エゴロバは、事故でバレエの道を絶たれてしまいました。
ドミニカはには病気の母親がおり、母親に治療を受けさせることを条件に、諜報活動に関わるようになります。
そして、標的を誘惑する「スパロー」となりました。
モスクワで働くCIAのネイト・ナッシュは、マーブルというコードネームの情報提供者と接触していました。
マーブルを追うロシアの諜報員もドミニカを送りこみ、マーブルの存在を探っていました。
ドミニカはナッシュに近づき、ロシアのスパイセミョーノフがマーブルの居場所を吐かせようとナッシュに拷問をしていたところ、セミョーノフを殺害し、ナッシュを助けます。
ナッシュは、「マーブルの正体はウラジミール・コルチノイ将軍」だと明かします。
コルチノイ将軍は、ロシアの腐敗を憂い情報提供者になっていました。
ナッシュはドミニカに「マーブルの正体はイヴァンだと伝えて欲しい」と頼み、ドミニカはその依頼を実行します。
原作の小説について
作者のジェイソン・マシューズは元CIA捜査官で、30年以上も諜報活動を行ってきました。
小説を読んだ人の感想には「非常にリアル」とあるのは、実際の体験が活かされているのでしょうね。
本当に映画のようなハニートラップをしかける女性スパイがいるのか、気になるところです。
原作の小説についてはこちら↓
まとめ
・映画『レッド・スパロー』の意味は「ロシアの女性スパイ」。
・原作はジェイソン・マシューズの同名小説。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!