『映画ドラえもん のび太の宝島』を見ました!
時々ジブリ、特にラピュタっぽいなぁと思うところがあり、他にもそう思う人がいるようです。
どんなところが似ているのか、また感想をネタバレを含んで書いています。
まだ映画をご覧になっていない方はご注意下さいね。
目次
ジブリ・ラピュタに似ているところ
前年の映画『南極カチコチ大冒険』の時にも「ジブリっぽい」とは言われていましたが、今回は「ラピュタみたい」と思いました。
やはりそう思う方は他にも多いようです。
映画ドラえもん のび太の宝島 控えめに言って最高でした!
今回のドラえもん映画は大人にこそ効きます。八十年代ジブリの雰囲気があったりミニドラ優秀だったり親子愛だったり盛りだくさん。
これから子供と観に行く親は親こそ泣く準備して観に行きましょう。 pic.twitter.com/yOUkOM2tj3— キョウ (@kyo_hp) 2018年3月4日
今年のドラ映画、のび太の宝島観てきた!王道かと思いきや迫力のアクションとカメラワーク、違和感のないCG、父と息子の物語!女の子パートのジブリ感!着実に新しい時代のドラ映画が出来上がりつつあるのを感じました。
— やっち (@dorart_thmk) 2018年3月10日
ドラえもん映画のび太の宝島みてきた。ラピュタ感すごかった。持って行った手ぬぐいで我が子と交互に涙を拭いた。
— 伊藤周子📫 (@SHURUUKO) 2018年3月12日
のび太の宝島見たけど、随所にラピュタを感じた。
— こーいち🍺 (@schisteux) 2018年3月11日
#ドラえもん #のび太の宝島 見てきたわ…よかったわ…ラピュタと魔女宅とエヴァだったわ…
— かにゃ〜ん (@kanako_o) 2018年3月10日
ラピュタの他「エヴァンゲリオン」に似ている、という声も多いですね。
どんなところがラピュタに似ている?
なんと言っても宝島だと思われていた船です。
巨大な島のような船が宇宙に向かって上昇していく様子がまさにラピュタ。
その船をのび太たちが追いかける時、ドラえもんのひみつ道具ウオライダーに乗るのですが、この様子がまたラピュタっぽい。
ラピュタでも飛行機の羽がバタバタ羽ばたくような乗り物に乗っていますよね。
それを彷彿させます。
それから、のび太たちが追いかけられて逃げている時に味方の強いお姉さんや海賊たちが助けてくれるところ。
海賊が助けてくれるのはラピュタだし、魔女の宅急便のオソノさんも思い出しました。
『のび太の宝島』を見た感想(ネタバレあり)
親子で楽しめる!
『のび太の宝島』は前作『南極カチコチ大冒険』を超えたヒット作ということですが、それが納得できます。
私は昭和のドラえもんを見て育ったのですが、その頃のテイストを残しつつ今の子供たちに合わせて進化しているなぁ、と思いました。
冒険の始まりはスティーブンソンの「宝島」を夢見てのび太といつものメンバーで冒険に出るのですが、そこで普通に宝島を目指して海賊と戦ったりしたらありきたりだしここまでヒットはしなかったと思います。
しずかちゃんが海賊に「セーラじゃないか」と言われ間違えられて連れて行かれるのですが、そのセーラって誰?とか、冒険の途中に出会った謎の少年とか、ちゃんと続きが気になるよう謎めいた設定も今どきな感じにしているのかな、と思いました。
それから、とにかく映像に迫力があって、絵が綺麗です!
海で嵐にあって大変な目にあうところ、海を猛スピードで駆け抜けるウオライダーや、のび太たちが目指す大きな船や宇宙の描写などに引き込まれました。
基本的には子供向けだけど、内容は子供はあまり小さいとわからないかも、というところもあり、大人はばっちり楽しめます。
親子愛に泣く
子供は泣かないでしょうけど…子供のいる親はきっと泣いてる人多かったのでは?と思いました。
私は泣きましたよ!
親子の絆に関しては、ゲストキャラクターのフロック、セイラと彼らの親とのストーリーがメインです。
子供を思いながらも病気で亡くなっていった優しいお母さん、妻を失って狂気じみた海賊になってしまった科学者のお父さん、本当は一緒にいたいのに親子で生活できない子供たちの親子の愛は泣けました。
でも、やっぱり最後はのび太とお父さんですね。
冒頭、のび太はお父さんに「宝島に行くなんて何を言ってるんだ!」と子供の夢を壊すようなことを言い、のび太は怒って家出してしまうのです。
まぁ、宿題もやらず0点続きならそう言われても仕方ないと思うのですが^^;
お父さんはそうやって怒ったものの、家を飛び出したのび太の背中を心配そうに見ていました。
もうこの描写で涙(;_;)
「心配だ」とセリフで言うよりも心配な様子が伝わってきます。
「言い過ぎたかな」とか思っているんだろうな、と。
最後には、家に帰ったのび太に「お父さんは子供の頃これを読んだんだ」と宝島の小説をのび太に渡します。
自分も子供のころはのび太のように冒険に憧れたことを思い出したんですね。
このラストもよかったです!
スティーブンソンの宝島についてはこちら↓
>>宝島 (新潮文庫) [ R・L・スティーヴンソン ]
クイズはどうなの?
全部が全部よかったわけではないです。
「クイズ」というのはフロックが連れているロボット型のオウムです。
このクイズは名前の通り「クイズ」を出します。
というかクイズでしか人と会話ができない設定なので、何か伝えたいことがある時いちいちクイズを出すんです。
切迫した場面のはずなのに、ずっとクイズが続いてちょっと飽きてきた時がありました。
気持ちが映画から離れてしまうのでもったいない気がします。
このクイズのドリルがありました。
映画で出題されたクイズも乗っているのでしょうか。
ドリルについてはこちら↓
>>映画「ドラえもん のび太の宝島」クイズドリル (コロタン文庫) [ 藤子・F・ 不二雄 ]
謎が3つ
フロックはどうやって船を抜け出した?
フロックは少年ながらメカニックとして働いていたそうです。
のび太と変わらない年のように見えますが^^;
船から出てくるのもなかなか大変だと思いますが、どうやって出てきたのかしら。
海賊たちは自由に海に出ているから、まぁ出てこられないないことはないのかな、と細かいところが気になってしまいました。
海賊シルバーはなぜ財宝を集めていた?
これが一番謎でした。
元々は、妻フィオナと共に科学者だったシルバーですが、なぜ海賊となって財宝を集めたのか謎です。
このことについては別の記事に書いています。
別窓で開きます↓
>>ドラえもんのび太の宝島で海賊シルバーが財宝・ 宝物を集めていたのはなぜ?
足の長いドラえもん
これは、謎というか気になって仕方がなかった点です。
のび太の部屋に絵が貼ってあるんです。
それが「足の長いドラえもん」の絵。
足が長いだけではなく、全体にスタイルがよくて顔も凛々しい。
何の説明もなく、ただ貼られているのですが、その絵が映るとのび太やドラえもんのセリフが入ってこないくらい気になってしまう。
映画館の子供たちも、その絵が映る度に笑っていました(^^)
どなたかこの絵について知っている方がいたら教えて下さい!
この映画のノベライズがありました!
本についてはこちら↓
>>小説 映画ドラえもん のび太の宝島 (小学館文庫) [ 藤子・F・ 不二雄 ]
まとめ
・『映画ドラえもん のび太の宝島』はラピュタのテイストに似ている。
・今までのドラえもん映画の感じを残しながらも現代に合わせて進化している。
・親子で見て楽しめる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
>>ドラえもんのび太の宝島に登場する男の子フロックとは?声優は誰?
うーーんwwww
なんというかラピュタにエヴァの親子関係ぶちこんで
ついでにラピュタパクリ仲間のナディアもつっこみましたって感じw
そもそもドラえもん未来よりも更に未来の進んだテクノロジーを持っているって
設定が全然生かされて無いんだよなあ・・・ドラえもんの道具が全く役に立たない
絶望感みたいなもん出さないとダメっしょ。
TTN様
コメントいただきありがとうございます!
私はエヴァンゲリオンを見たことがないのでわからないのですがそんな感じですか?
>そもそもドラえもん未来よりも更に未来の進んだテクノロジーを持っているって
設定が全然生かされて無いんだよなあ
なるほど。大人から見るとそうなのかもしれないですね。
自分の子供たちは「力を合わせてみんなで乗り越える冒険」を楽しんでました(^^)
海賊シルバーが財宝を集めていた理由は、ノアの方舟計画を実行する前に地球の貴重なものを集め、それを耕世に残すためだと思います。
とま753様
コメントありがとうございます。
ノアの方舟計画!
もう映画の内容を忘れかけていますが、もう一度それを頭に入れて見直そうと思います。
その計画なら財宝を集めていたのも納得ですね!
今更視聴しました。
ベースがふしぎの海のナディアですね。
島が宇宙船⇒ナディアでも島がレッドノア
宇宙船にのび太の海賊船で突っ込むシーン⇒Ν-ノーチラス号でレッドノアに突っ込むシーン
地球エネルギーを阻止するドラえもん⇒
レッドノア内のバベルの塔発射ボルトを、
グラタンで阻止する
宇宙船内をしずかちゃんが案内されるシーンに恐竜などの生物が見える⇒レッドノア探索時に恐竜などの生物が見える
キャプテンがネモ船長
ネモ船長と子供の関係と類似
最後はラピュタの様に空に飛んでいく⇒ナディアは元のプロットはラピュタ。
書ききれない程ありますが、
エヴァっぽさもありましたね。
庵野秀明監督に随分と影響された作品とは思いましたが、藤子プロから中学生から親までが楽しめる作品と言う依頼だっので
オマージュで固めたのかも知れませんね。
お陰で非常に楽しめました。
アニメ王様
コメントいただきありがとうございます!
『ふしぎの海のナディア』を見たことがないのですが、似ているんですね。
解説いただけて嬉しいです^^