音楽が特徴的な映画『ベイビー・ドライバー』をレンタルして見た時「映画館で見たかった!」と思いました。
どうせなら大きなスクリーンで見て大音量で音楽を聞きたかったなぁ、と思ったのです。
その『ベイビー・ドライバー』が爆音映画祭で爆音上映されるとのこと。
でも、そもそも「爆音上映」「爆音映画祭」ってどういうものなのでしょうか。
また、どんなスピーカーを使っているのかも気になります。
爆音上映とは
通常の映画用の音響セッティングではなく、音楽ライヴ用の音響セッティングをフルに使い、大音響の中で映画を見・聴く試みです。
その爆音によって視覚までもが変容して映画そのものも違って見える。
大音響でなければ聞こえてこない幽かな音を聴くという、大胆かつ繊細な上映となります。
引用元:爆音映画祭公式サイト
「音楽ライヴ用の音響セッティング」とのことですから、音楽がガンガン流れるような映画、ミュージカル映画、アクションでも派手な爆音が楽しめそうな映画などはいいですね!
「爆音によって映画そのものが違って見える」ってよくわかります。
普通の映画館でも家のテレビよりずっといい音ですが、更に音楽用の音響ならもっと感動できそうです。
爆音映画祭とは
今はもうありませんが、吉祥寺のバウスシアターを拠点に2004年に「爆音上映」が始まりました。
プロデューサーは90年代に『カイエ・デュ・シネマ・ジャポン』の編集長を務めた樋口泰人です。
「映画祭」とは前述の爆音上映を、映画を選んでスケジュールを組み、一定期間上映するものです。
2008年から始まり、現在は全国で行われています。
「音は大きいが、耳が痛くはならない」という設定だそう。
爆音上映が誕生したバウスシアターは元々ライブハウスだったため、環境的に爆音を出すのが可能でした。
現在は全国に広がった爆音映画祭ですが、設備や環境の問題をクリアしなければならないため簡単にはできないそうです。
でも、全国に広がったということはそれだけ評判がいいということですよね。
爆音を出せる映画館が今後も増えていくといいなぁ、と思います(^^)
立川シネマシティ
爆音上映が有名で、全国から映画を見に人々がやって来る映画館があります。
それが立川シネマシティです。
でも、今では他の映画館でも爆音上映をしているところがあるのに、なぜこの映画館に人が集まるのでしょう。
この映画館では、音響の専門家や作品を手がけたスタッフが作品毎に映画に合わせた最適な音響を調整しているそうです。
私はいいスピーカーで大きな音を出すのが爆音上映なのかと思ったのですが、こんなきめ細かい作業があるんですね!
ただ、その作業は簡単ではないようです。
音響のプロや、可能な場合は作品に関わった音響監督・関係者が映画館の通常の上映後に深夜に行うのだそう。
それでも料金は通常と変わらないどころか、会員(有料)になると安く映画が見られるというのですからそれはお客さんも集まるわけですね。
どんなスピーカーを使っているの?
爆音上映を行うすべての映画館がどのようなスピーカーを使っているのかはわからないのですが、前述の立川シネマシティではものすごく音響設備にお金をかけているそうです。
映画用ではなく音楽用、しかも世界最高暮らすのスピーカーで、11スクリーンあるうちの一つではフロントスピーカーだけで6000万円するとのこと。
しかも、スピーカーは前面だけではなくいくつもあります。
全体ではいくらかかっているのでしょうね^^;
まとめ
・爆音上映とは、音楽ライヴ用の音響セッティングを使い、大音響の中で映画を見・聴く試み。
・爆音映画祭は爆音上映に適した映画を選び、スケジュールを組んで一定期間上映する映画祭。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!