ダークシティとトゥルーマンショーは似てる?シェルビーチの意味するもの

ダークシティ

バットマンを見たくて検索していたらなぜか映画『ダークシティ』に辿り着いてしまいました。
流れで見てみたら面白かった!けどちゃんと理解できているのか自信ありませんが。
この映画、バットマンもそうですが、『トゥルーマンショー』にも似てると言われているようですね。
どのあたりが似ているのでしょうか。
また、鍵となる「シェルビーチ」が意味するものは何なのでしょう。

ネタバレを含みますので、『ダークシティ』『トゥルーマンショー』をご覧になっていない方はご注意下さいね。

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『ダークシティ』の作品情報

【原題】Dark City
【劇場公開日】1998年11月28日
【製作年】1998年
【製作国】アメリカ
【配給】ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ
【監督】アレックス・プロヤス
【キャスト】ルーファス・シーウェル、ウィリアム・ハート、キーファー・サザーランド、ジェニファー・コネリー、リチャード・オブライエン、他

あらすじ

太陽の昇らない都市ダークシティ。ある日突然記憶を喪失し、身に覚えのない連続殺人事件の犯人にされたジョン・マードック(ルーファス・シーウェル)。目覚めた彼が見たものは、彼につきまとう不気味な黒いコートの一団と、なぜか全ての住民が一斉に眠りについた間に何者かの意志で一変していく都市の姿だった。そしてジョンにも自在に事物を変える不思議な力が宿っていた。謎の人物シュレーバー博士(ドナルド・サザーランド)、妻エマ(ジェニファー・コネリー)、そして彼を容疑者として追ううちに都市の謎に気づいたバムステッド警部(ウィリアム・ハート)の協力を得て、都市の謎に迫ったジョンは恐るべき真実を知った。
引用元:映画.com

トゥルーマンショーと似ている?

『ダークシティ』は『トゥルーマンショー』を引き合いに出して語られているようですね。
確かに、「人が作った世界にそれと知らずに住んでいる」という点は同じです。

ただ、『ダークシティ』はそこに住む全員が謎の種族に操られているという設定なのに対し、『トゥルーマンショー』では主人公1人だけが知らずに人工の世界で暮らしています

 

私は『ダークシティ』を見ても『トゥルーマンショー』を思い起こすことはなかったのですが、「操作された世界」という点が両作を結びつけるようです。
『ダークシティ』は宇宙に浮かぶ箱庭にような空間で人々が暮らし、『トゥルーマンショー』は主人公だけが限られた空間で暮らしています。
「限られた空間」という点は同じですね。

 

ちなみに、アマゾン・プライムで『バットマン』を検索したら『ダークシティ』も一緒に検索結果に出てきました。
『バットマン』のゴッサムシティが、常に夜の『ダークシティ』に似ているからなのか、『バットマン』を好む人が『ダークシティ』を見るからなのか、理由はわかりません^^;
その両方正解かな?

『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』にも似てる?

私は見ていないのですが、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』も似てると言われているようですね。
「似ている」というか『ダークシティ』の方が『うる星やつら2』に影響を受けているとのこと。

 

『うる星やつら2』は、学園祭の準備をする主人公たちが住む町に異常事態が起こり、宇宙から町を見下ろしてみると、巨大な亀に町が乗っかっていた、という設定のようです。
面白そう!

 

『ダークシティ』は亀には乗っていなかったけれど、町そのものが宇宙空間にありましたね。
こちらも「何か得体のしれないものによって町そのものが操作されている」という点が共通しているようです。

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鍵となる「シェルビーチ」とは?

ダークシティ

『ダークシティ』には「シェルビーチ」という海岸が写真で登場します。
主人公がいるのはタイトル通り常に夜の町ですが、写真に写る「シェルビーチ」は楽園のように明るく見えます。

 

でも、誰に聞いても「シェルビーチ」がどこにあるのか知りません。
観光地のように人々に記憶されているのに、場所がわからないのです。

 

「シェルビーチ」が事態を打壊する鍵だと気づいた主人公は探し出しますが、そこは「シェルビーチ」と書かれた看板が壁に書かれていただけでした。
そして、その壁を壊すとそこには宇宙空間が広がっていました。

 

実は、この暗闇の町は異星人(ストレンジャー)たちによって連れてこられた人々によって作られた箱庭のようなもので、宇宙に町が浮かんでいるのです。
そこに住む人間の記憶は、ストレンジャーによって植え付けられたものでした。

 

彼らは滅びゆく種族で、人間から記憶を取り出して自分たちが生き延びる方法を研究しています。
そのため、そこに暮らす人間たちは夜の12時になると強制的に眠らされて、ストレンジャーたちに操られていました。

 

主人公がその秘密に気づくきっかけになったのが「シェルビーチ」であり、「理想の地」として描かれています。
夜が明けない町をストレンジャーたちから救った主人公は、その世界の創造主となり新たな世界を作った時、シェルビーチで「操られて出会った妻」と再会します。

 

最後は、もう誰にも操作されない本当の自分たちとして2人が出会う、明るい未来を予感させるラストとしてシェルビーチが描かれています。

まとめ

・『ダークシティ』は『トゥルーマンショー』『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』に似ていると言われている。
・暗闇の町の雰囲気が『バットマン』のゴッサム・シティに似ている。
・「シェルビーチ」は謎を解く鍵となっている。ラストは明るい未来を予感させる空間となる。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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